魅力ある投資先として注目集まるグローバルREIT市場

写真拡大

足元でグローバルREIT市場の堅調な推移が続いています。

ギリシャ問題を巡る不透明感や、スペインの財政再建の遅れなどに対する懸念が強まった今年5月から6月にかけては、大きく価格が下落する場面もありましたが、その他の期間は概ね順調な動きとなっており、年初から足元(10月16日)までのパフォーマンスは、約+21%となるなど、世界株式を上回る良好な結果となっています。

こうした背景には、グローバルREITの相対的に高い分配金利回りに注目が集まっていることが挙げられます。

REITは投資先の不動産から生じる賃料収入を分配金の主な原資としており、一般の企業の配当金などと比較して安定した分配金が期待できる収益構造になっています。

そうした点が、高い分配金利回りの源であり、不透明な投資環境にある中でも、投資家に選好された要因だとみられます。

また、各国中央銀行が金融緩和を進める中、各国REITの資金調達環境が比較的良好であることや、国債利回りが大きく低下したことで、グローバルREITの分配金利回りの魅力が一層高まったことなどが価格上昇を後押ししたと考えられます。

なお、REIT価格が上昇傾向にある一方、国・地域別のREIT価格とNAV(純資産価格)を比較した指標(NAVプレミアム・ディスカウント) を見ると、2012年9月末時点では、多くのREIT市場においてREIT価格がREITの本来価値よりも低い(ディスカウント)状況にあり、当指標からは割高感はみられていません。

足元の金融市場を取り巻く環境は不透明な状況にありますが、米国を始めとした不動産市況に緩やかながらも回復の兆しが見えはじめていることなどもあり、グローバルREIT市場は、引き続き魅力ある投資先として、注目を集めるものと考えられます。

(※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。

)(2012年10月17日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。

→「楽読」