送料やサービスを徹底比較! 目的に合った運送会社の選び方




宅配便で何かを送るときに、「どこで送るのが一番得なんだろう?」と頭をよぎることはありませんか? けれども、つい手近な運送会社にお願いしてしまって、疑問が未解決のままになっていることもあるはず。そんな疑問にこたえるために、月間ユニークユーザー約60万人・PV約300万以上の送料比較サイト「送料の虎」に取材いたしました。



■「重さ」で値段を決めたい? それとも、「大きさ」?



――今回、お話をうかがったのは、「送料の虎」を運営するオクルコムの代表取締役、平松匠太郎さん。ズバリ、オススメの宅配便はどこでしょうか?



「一概にどこが安いとは言えませんが、マナーや気持ちの良いあいさつといったサービス品質では、ヤマト運輸の宅急便がもっとも高い評価を得ています。荷物によっては、オークションゆうパックやメルアド宅配便など、さまざまなサービスを利用しています」(平松さん)



――送料はどうでしょうか?



「料金は各社が競合しているため、特定の宅配便サービスが常に安くなることはありません。ただ、小さくて重い荷物の場合は、サイズで料金が決まる『ゆうパック(郵便局)』、大きくて軽い荷物は重さで送料が決まる『はこBOON(ファミリーマートへ持ち込み、Yahoo!JAPAN IDが必要)』を利用すると、送料を節約できるかもしれません。



また、遠距離の場合は、全国一律料金の『メルアド宅配便』という裏技もあります。こちらは、Twitterやメールアカウントのみで荷物が送れるのです」



料金が「大きさ」や「重さ」で決まる場合、またはその両方で決まる場合があるのですね



■リピーター割引ほか、各種割引および特典に注目



「また、コンビニや取次店に持ち込むと、100円の割引が受けられます。ゆうパックとヤマト宅急便については、同一のお届け先に同時に2個以上のお荷物を送る場合には、割引があります。ゆうパックは1個につき50円、宅急便は1個につき100円です」



ちなみに、ゆうパックの場合は、前回の伝票の控えがあれば、1年以内に同一あて先に送るときに、1個当たり50円割引になるとのことでした(複数口割引との同時利用不可)。それにしても、いろいろな割引があるのですね。



「次々と新しいサービスが出てきています。例えば、最近できたサービスとしては、楽天会員なら利用できる『オークションゆうパック』というものがあります。もともとはオークション落札物限定のサービスでしたが、ほかの荷物にも使えるようになったのです(要ローソン持ち込み)。



状況は日々変わっているので、宅急便を送る前に、『送料の虎』など、送料検索サービスを利用して、賢く節約していただきたいです」



■荷物を「生み出す」発送をした宅配便が伸びていく



――ネットショップやネットオークションの普及で、宅配便を利用する機会は増えそうな気がするのですが、いわゆるもうかる業界なのでしょうか。



「海外への宅配便は伸びています。送料の虎でも、特に検索回数が伸びているのが、ヨーロッパやアジア向けの荷物です。しかし国内については、実際は既に売り上げに伸び悩んでいる、というのが事実です。



近年は特にネットショッピング事業者からの荷物が市場になっていましたが、サービス強化したヤマト運輸とサービスと価格で勝負した佐川急便による寡占化がさらに進みました。これからは『荷物の奪い合い』ではなく、荷物を『生み出す』発想が求められると思います。例えば、今まで発送できなかった荷物を可能にした、メルアド宅配便は画期的な試みだと思います」



――ということは、これから宅配便業者は減るのでしょうか?



「長期的には減ると思います。多くの運送事業者(宅配便事業者を含む)は、貨物量減少や過度な値下げ競争により疲弊しているからです。



ただし、新しいコンセプトの運送事業者の芽はあります。例えばヨーロッパでは、注文から90分で届く宅配便が実現しています。このように、全国を対象にするのではなく、エリアや条件を絞った新しい概念の運送ベンチャーが出てくる可能性はあると思います。



これは、例えばITベンチャーが試みている『近場での物の貸し借り』が増えるといった、ライフスタイルの変化があった際に、大きな成長があるかもしれません。個人的には、安くて遅い宅配便があっても良いと思います」



これからのライフスタイル、どうなっていくのでしょうね。そのときに自分に合った会社を選ぶことが、一番お得なのかもしれません。



取材協力

オクルコム 代表取締役 平松匠太郎さん

送料検索サイト「送料の虎」 http://www.shipping.jp/



(OFFICE-SANGA 臼村さおり)