“石の上にも三年”は本当?最適な転職の時機とは

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 20代のビジネスパーソンの場合、まだまだ実務経験が少ないため、どうしても先輩社員に後れを取ってしまう場面が多いはず。
 しかし、それでも上司や先輩の目に止まり、徐々に頭角を現す人もいます。
 そういった人は、その他大勢の人とどこが違うのでしょうか。
 今回は、20代のビジネスパーソンに向けて、社内外の人から一目置かれる人になるためのルールを紹介している『なぜか「目にとまる人」になる100のルール』(日本実業出版社/刊)の著者である、福田稔さんにお話を伺いました。今回は後編をお届けします。

―近年、新卒で入った会社をすぐに辞めてしまう事例が問題となっています。ある程度の期間はつらくても我慢して働かないと仕事や社会人としての振る舞いが身につかないというのは正しい指摘だと思いますが、とはいえ定年を迎えるまで同じ会社で勤め上げるという時代でもありません。福田さんが考える、最も適した転職のタイミングがありましたら教えていただければと思います。

福田「石の上にも3年といいます。言いえて妙な言葉です。確かに最低でも3年は辛抱したほうがいいのです。
今、やめたいと言ったとき、はたしてどれだけの人が本気で引きとめてくれるか。逆説的な言い方になりますが、「やめないでくれ」と言われる自信があれば、そのときはやめてもいいタイミングだと思います」

―福田さんが上司だとしたら、面倒をみてあげたい部下とはどのような部下ですか?

福田「上司の指示に、「なんで」とか「どうして」といちいち言わず、「はい。かしこまりました」とすぐに言える人。その上で、わからないことがあったら「教えてください」と素直に訊ける人ですね」

―本書は主に20代のビジネスパーソンに向けて書かれていますが、その中でも特にどのような人に読んでほしいとお考えですか?

福田「新入社員や20代、30代のビジネスパーソンはもちろんですが、入社前の大学生にも読んでもらいたいです。とくにこんなはずじゃない、もっとできるはずと思っている向上心の強い人にはとくに効くルールばかりです」

―最後になりますが、本書の読者層となる若手ビジネスパーソンにメッセージやアドバイスがありましたらお願いできればと思います。

福田「環境が変われば人の見方も変わります。私の場合も、ある一人の上司に出会うまではいろいろと苦労しました。自分が認められたという自信がついてからは、少々の環境変化にも適応できる強い自分に変わっていました。自分を高く評価してくれる上司のもとで、思いっきり実力を発揮できれば幸せですね。そんな上司に出会うために環境が変わるのをじっと待つだけでなく、自らの意思で環境を変えようとすることも大切です。その姿を周囲の人は必ず見ていることを信じてください」
(新刊JP編集部)