「株主優待」超得ガイド〜初心者のための基礎知識編〜

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株主優待どころか、銀行預金以外の資産運用をした経験が全くない、という人でも安心。株を買うための証券口座の開設から、実際に株主優待を受け取るまでの基本的な知識をわかりやすく解説!

●ステップ?準備編 証券会社に口座を開設してお金を預ける
 株を購入するためには、証券会社に口座を作らなければならない。証券会社は大きく分けて、ネット専業証券と店舗型の証券会社がある。ネット専業証券は、ネット上で申し込みできるが、最終的には申込書を郵送してもらい、それに署名捺印をして本人確認書類とともに返送する必要がある。そのため、最初にネット上で申し込んでから口座開設が終了するまでに、1週間から10日間はかかる。「慌てて権利確定日の直前に買うようなことがないように、時間的な余裕を持って申し込むことをオススメします」とFP目黒さん。

 その点、店舗型は本人確認できる資料があれば、来店してその場で口座を開設でき、午前中なら注文も可能。営業時間は平日の15時30分までなので、来店できる時間は限られるが、タイムラグは少ない。「いったん口座を作ってしまえば、ほとんどの会社がネット経由で注文できます」(目黒さん)

 株式売買に必要な手数料は、ネット専業証券のほうがかなり安い。相談にも乗ってもらえる店舗型証券の利便性を取るか、ネット専業証券の手数料の安さを取るか。複数の会社を比較して選びたい。

★売買手数料の比較
□ネット専業証券
194円(SBI証券、代金20万円まで)

□店舗証券
2730円(野村証券、代金20万円まで)

-1- 証券会社を選ぶ
株を購入するには証券会社に口座を開設しなければならない。証券会社は大別すると、店舗を持たないネット専業証券と、顧客向け店舗が存在する店舗型証券の2種類がある。

-2-口座を開設する
ネット専業証券はネットで申し込みが可能だが、郵送での書類のやり取りがあり、口座開設には1週間以上必要。店舗型証券会社は、来店すればその場で開設できる。

-3-お金を口座に預ける
口座開設が完了したら、売買に必要な資金を口座に入金しておく。ネット専業証券、店舗型証券ともに、口座にお金がないと、注文を出すことができない仕組みとなっている。


株価×単元株数で求められる最低投資金額に、売買手数料を加えた金額が必要。手数料は証券会社によって変わり、ネット専業証券のほうが割安。中には200円以下の会社も。

●ステップ?売買編 株主になって優待を受ける権利を確定させる

 株主優待をもらうための特別な手続きは必要ない。優待を狙う株を購入して、権利確定日に株主であれば優待は受けられる。ただし、権利確定日にお目当ての株を買っても、その日に株主となることはできない。

「権利確定日に株主名簿に株主として記載されるためには、権利確定日の3営業日前までに株を買っていなければなりません。つまり、優待を受けるために株を買うギリギリの日は、権利確定日の3日前になります。そのギリギリの日を?権利付き最終日?と呼びます」(目黒さん)

 今年の9月の場合、9月末日は土日を除いた9月28日の金曜日。したがって、権利付き最終日は25日の火曜日となる(下図参照)。少なくともこの日に株を保有していないと、9月末日が対象となる株主優待は受けられないことになる。

 無事、権利確定日に株主として登録されれば、決算発表、株主総会を経て、優待品が自宅に届けられる。本決算の場合、決算日から決算発表が行なわれるまでには1か月前後、株主総会はさらにそれから1か月かかるので、優待品が届くには約2か月間〜3か月間はかかる。

-1- 権利確定日を確認して購入
権利確定日に株主となるためには、権利確定日の3営業日前までに株を買っていなければならない。権利が得られる最終売買日のことを、権利付き最終日という。

-2- 企業の株主名簿に記載されて株主になる
権利確定日とは、企業が株主名簿上で誰が株主なのかを確定させる日。購入した投資家は特別な手続きをする必要はなく、保有しているだけでOK。

-3- 優待品が届く
決算日(=権利確定日)以降、決算発表、株主総会を経て、優待品が自宅に届けられる。優待品が届くまで約2か月〜3か月はかかるのが一般的。


↑今年の9月の場合は、9月28日(金)が権利確定日となる。したがって、権利付き最終日はその3営業日前の25日(火)。営業日とは、土・日・祝日を除いた平日という意味。