不動産屋に聞く! 価値の下がりにくい物件とは




不動産というのは生き物です。常にその価値は変動しています。でも、同じ購入するのであれば、できれば時間が経っても高く売れる、あるいは価値の減りにくい物件にしたいものです。では、価格の下がりにくい物件とはどんなものでしょうか?



不動産屋さんに聞いてみました。





匿名を条件にお話を伺いました。今回は同じ不動産でも、マンションに関する話です。



――価値の下がりにくい物件について知りたいのですが。そういうマンションを購入すると、どういうメリットがありますか?



先日、ある中古マンション物件の仲介売買をしました。その方は新築の時に購入したのですが、住宅ローンの残債よりも高く販売できたので、ローンを返済して手元にお金が残りました。価値が下がりにくい物件というのは、住宅ローンに困って手放す際にも価値を発揮します。





――そういった物件はどうやって見分けたらいいのでしょうか。



まずは立地です。



――価格の下がりにくい場所があるということですか。



そうです。東京都内で一般的に言われるのは山手線の内側の物件です。まずこれが原則です。ここは価値が下がりにくいですね。



――山手線内側と言ってもピンキリだと思うのですが?



確かにそうです。最近では山手線内側の高級住宅地と言われているところでも十分に気をつけていないといけません。たとえば、恵比寿というと高級住宅地ですが、最近、ある開発業者が新築物件を完売できなかったと仲間内で話題になりました。





――なぜなんでしょうか?



物件に対する目が厳しくなっているんです。その物件は、4メール道路に面しているのか、それとも6メートル道路に面しているのか、また何戸入ったマンションなのか、免震設備はどのくらいのグレードのものなのかといった、こと細かにその物件の評価がされます。



昔だったら、「免震構造を採用。終わり」だったのがそうはいかないんですよ。こういうポイントを積み重ねてその物件を評価するものですから、物件ごとの評価に大きな差がつくことになるんですね。これが最近の傾向です。



ですから、先の恵比寿の例で言えば、高級住宅地の物件ということで、若干気を抜いたところがあったのでしょう。価格と釣り合う物件ではないと評価されたのではないでしょうか。



――なるほど。山手線内側の高級住宅地の物件でも油断するなと。



山手線内側というだけでなく、価値の下がりにくい理由を持っている場所もあります。一例を挙げましょう。文教地区と言われている、文京区の小石川、ここなどは比較的価値の下がりにくい地域です。教育熱心な親御さんが集まる人気のあるエリアですから。



先日、小石川で、4,000万円で購入した2LDKのマンションの物件を4,500万円で売却できた例がありました。しかもその方は売却するまでにローンを完済していました。ただし、小石川だからと言って、どの物件も高く売れるわけではありませんよ(笑)。





――他に価値が減りにくい要因はありますか?



そうですね。100戸以上の大きな物件を選ぶのがいいですね。その方が価値が下がりにくいと思います。



――理由は何ですか?



管理費です。100戸以上の物件ですと小額の管理費を集めても大きな金額になるので、将来の補修への積立金が大きくできますし、また充実したサービスが受けられます。きちんとコンシエルジュサービスがあるのは、やはり大きな物件ですよね?



 なので中古になっても価格も下がりにくいです。



――小さなマンションだとやはり大変なのでしょうか?



大変です。10戸とか20戸とかのマンションですと、管理費負担が大きくなっていったりますから。安定したサービスを維持できるというのは大規模物件だからと言えますので。



聞いてみると、なるほどな話でした。あなたは新築マンションを購入するとしたら、どこに建っているどんな物件を購入しますか?





(高橋モータース@dcp)