こういう話を聞くと、「そんなの覚えられるわけない!」と思ってしまう人も多いでしょう。

でもすべてのライダー、すべてのシリーズ作品を覚えなくても、話についていける方法があります。

”平成ライダーシリーズ”の場合、おもな特徴として主人公がパワーアップする「フォームチェンジ」と、「複数のライダー登場」が挙げられます。

じつはこの共通項を知っているだけで、会話は弾むものなんですよ。

もし知らないライダーの話題を振られても、「最強フォームになるとどんな技が使えるの?」「他にどんなライダーが出てくるの?」と質問してみましょう。

相手はきっと喜んで教えてくれるでしょうし、そこからどんどん話題も広がっていくはず。

仮面ライダーに詳しくなくても、シリーズの共通項を把握して質問してみることで、「仮面ライダーに興味を持ってくれているんだな」と、相手に安心感のようなものを与えられるのです。

ただし、関係が進展するのを急ぎすぎるあまり、短期間で知識を詰め込もうとするのは絶対NG。

きっとどこかでボロが出てしまいますよ。

時間をかけてある程度の知識を蓄えながら、相手の男性とゆっくりじっくり付き合っていくことが大切なのです。

久美子さんもまた、「時間をかけてある程度の知識を蓄える」「シリーズの共通項を把握して質問してみる」といった方法を取ることで、正人さんとの仲を深めていくことに成功しました。

最初はあまり興味がなかった特撮も、きっかけさえつかめばどんどん面白くなっていきます。

特撮がきっかけで新たな人間関係も生まれ、別の特撮ファンから教えてもらった情報が新たな会話のネタとなり、正人さんとのトークも盛り上がる……というように、どんどん好循環が生まれていきました。

そうして2人が付き合い始めて1年が過ぎた頃、出会いのきっかけとなった特撮シリーズの新作発表イベントの帰り道で、正人さんから指輪を渡され、無事にゴールイン。

久美子さんにとって最高の結果が訪れたのです。



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