一進一退を続ける日本市場。売買のかなりの部分を占めるアルゴリズム取引が、大型優良株の下方修正により下げを加速する事態も…。でも、一時164円まで下げたシャープなんか、実は買い時だと思うのだが?


ソフトバンクの株価が順調で、最近6年間の高値圏で推移している。しかし、順調な株価が災いし、一時的に株価が下がるリスクをはらんでいる点には注意。リスクの発端は、ソフトバンクが発行しているCB(転換社債型新株予約権付社債)の存在にある。ソフトバンクは来年3月末償還のユーロ円建てCB500億円を発行しているが、現時点での転換率はわずか0.02%で、ほとんど転換されてない。

このCBには「繰り上げ償還」条項が付いている。具体的には、株価が転換価額の1.5倍(3246.75円)を30営業日連続で上回った場合、発行体の判断で株に強制転換できるというもの。株式に転換すれば自己資本が増加するし、支払利息も減らせる。この条件をクリアした段階で即刻、償還宣告する可能性が高い。実際、昨年5月に別のユーロ円CBを繰り上げ償還し、1株当たり利益の希薄化を理由にソフトバンク株は急落した。?激強〞のソフトバンク株だが、むやみに買うのはご用心!?

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コレで上がります!!!
大手企業向け基幹システムの再構築案件や、技術的要求の高い案件の受注好調が寄与して、今2013年3月期の第1四半期営業利益は、第2四半期計画に対し75%と高い進捗率でした。また、今期通期業績予想は2ケタの増収・増益の見込みです。この事業の好調ぶりと今後の業績上方修正を期待させる高い進捗率が魅力です。

●こうご・はるみ
黒岩アセットマネジメント所属。値動きのいい中小型株の情報&分析に強い。テクニカルアナリストでもある。


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この記事は「WEBネットマネー2012年11月号」に掲載されたものです。