10月12日夜10時に放送がスタートする、TBSの金曜ドラマ『大奥〜誕生[有功・家光篇]』。なんと翌日13日夜10時には、台湾で放送されるそうだ。

 Webメディア「新頭殼 NewTalk」の報道によると、当ドラマを日本の24時間後に放送する局は、日本番組専門チャンネル・緯來日本台とのこと。「インターネット上での違法アップロードや海賊版の流出を防ぐため、とにかく早く放送する作戦だ」という。2010年秋、台湾では日本の音楽バラエティ番組『EXILE魂』が2時間半後に放送されたが、その経験や効果を踏まえた上で、『大奥』はドラマでは最速の翌日放送を行うことに至った。「今後このように本国の放送後、すぐに外国でも放送するケースがアジアで流行するだろう」と新頭殼は伝えており、TBS側も海外向けの番組販売を強化する体制にあるとしている。

 緯來日本台チャンネルは、最速放送を売りに『大奥』のPRに力を入れ、「京都の撮影現場を訪ね、主演の堺雅人と多部未華子にインタビューを行った」とのこと。ケーブルテレビの普及率が高い台湾では、局やチャンネルの個性がはっきりしており、固定ファンがついている。日本エンタメ好きの台湾の人々にとって、緯來日本台は欠かせないチャンネル。24時間待てば日本の公式映像が見られるということで、この『大奥』は今秋の目玉ドラマになることだろう。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)