お笑いコンビ・オードリーの若林正恭は今年、単独でのテレビ番組出演が増えたようだ。現在、芸人として順風満帆に見える若林。彼の金銭感覚はどんなものだろうか。

10月7日放送の『ふわふわトーク こんな感じでどうですか』のテーマは“財布”。若林が自分で買ったという、ポールスミスの黒の長財布がスタジオに持ち込まれた。

まず驚いたのは財布から、病院のカードが6枚も出てきたことだ。膝が悪く頭痛持ちで、疲れると尿道炎を発症しやすく、疲労がたまると「にんにく注射」を打ちに行くそうだ。若林はまだ34歳なのに、この病院通いの多さが彼の忙しさを物語っているようだ。

ATMでは毎回必ず10万円をおろすという若林。持っているクレジットカードは銀行系の1枚のみで、ほとんど支払いは現金でしか行わない。「カードで支払うことに慣れるのが怖い」と若林は話す。仕事の合間に買い物をしたり後輩におごったりするので、カードで支払わない若林は、ある程度現金を財布に入れておかないとならないのだ。

“後輩におごる”といえば吉本所属の芸人は、先輩が借金をしてでも後輩の飲食代を持つことで有名である。だが時には誘った後輩が同期の芸人を勝手に連れてくる場合があり、困ってしまうこともあるらしい。河本準一(次長課長)は「こっちにも予算がある。でも後輩には“お金が無い”とは言えない」と結局、後輩の連れの分まで支払うことになるという。これは吉本所属ではないが、若林も同じらしい。

これに反論したのは有吉弘行である。可愛がっている後輩になら、いくらでもおごってやりたいが、知りもしない後輩の連れにお金を使うのは絶対に嫌だと話す。この件は後輩にもハッキリ伝えてあるそうだ。「え〜“お金出せない”って言うんですか?」と若林の言葉に、有吉は「ああいうヤツら(誘われていないのに来ている後輩の連れ)に、金、使いたくない!」と言い切った。

この番組で有吉は「ユニクロで下着を買う」と明かしていた。バブル時代は派手にお金を使う芸人に注目が集まっていたが、今は堅実な金銭感覚の芸人が共感を呼ぶらしい。これも現代の世相を反映しているのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)