連日報道される、米大統領選の候補たちの様子。そんな中、共和党の大統領候補ミット・ロムニー氏の発言が波紋を呼んでいる。

ことの発端は、ロムニー候補がPBS(Public Broadcasting Service、公共放送サービス)への助成金打ち切りについて言及したこと。彼は候補者の討論会で、司会を務めたPBSのキャスター、ジム・レーラーに対し、「悪いね、ジム。(自分が大統領になったら)PBSへの助成金はストップするつもりだ。個人的にはPBSが好きだし、ビッグバード(※)だって大好きだ。君のことだって、実は気に入っているんだよ。だけど支払いのために中国から金を借りてこなければいけないものに、今後もお金を費やすつもりはないんだ」と発言した。

1969年に誕生し、アメリカだけでなく世界中で愛されてきた『セサミストリート』。その打ち切りともとれるこの発言を、米アラバマ州に住む8歳の少女セシリア・クロフォードちゃんは見過ごすことができなかった。彼女の怒りは討論から一晩が過ぎても収まらず、ロムニー候補に手紙を書いたのだ。

セシリアちゃんはこの中で、自分が『セサミ...』のファンであること、そして今よりも幼い頃は"大のお気に入りの番組"でもあったことを告白。さらに「大人になったら結婚して、子供ができたら(『セサミ...』を)見せたいの。だから(助成金を)カットするのはやめてちょうだい。他にカットするものはあるでしょ」とも書いている。セシリアちゃんの母親は先週木曜日、ロムニー候補の選挙事務所にこの手紙を送ったそうだ(母親はこの手紙を、<Huffington Post>にも紹介した)。



一方、今回の発言でビッグバードにも注目が集まる事態に。『サタデー・ナイト・ライブ』や『Today』、ジミー・ファロンやピアース・モーガンといった人気司会者などから出演のオファーを受けたのだが、『セサミ...』の製作側はビッグバードがこれをすべて断ったとしている。

「セサミ・ワークショップ:我々は無党派かつ、非営利の団体です。(そのため)我々は選挙戦についてのコメントは差し控えますが、ビッグバードを大好きなのは皆一緒ということで、嬉しく思っています!」
※PBSが製作する幼児向け番組『セサミストリート』の人気キャラ

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