タレントの中川翔子が、亡くなった父親・中川勝彦が描いていたスケッチを見つけたことをブログで報告している。彼女はそこに描かれた画が自分と同じ趣味であることに気づくと、「時代を先取りされていた」と親子の絆に驚いていた。

中川翔子の父・中川勝彦は1980年代にミュージシャンや俳優・声優として活躍するが、白血病のために32歳の若さで死去した。彼が亡くなった時、娘の中川翔子は9歳だった。彼女が現在、マルチタレントとして活躍するのもその頃の父の影響があるのだろう。

10月7日の『中川翔子オフィシャルブログ』では、「深海魚」と題して見つけた父のノートを掲載した。「勝彦が深海魚のラフスケッチかいていた、あの時代から先取りされていた!」と彼女が驚いたのも無理はない。多趣味で知られる中川翔子は海洋生物にも関心があるのだ。

2009年に放送されたテレビ『『飛び出せ!科学くん』では、大深度有人潜水調査船“しんかい6500”に乗って水深5351mに到達するという貴重な体験をしている。彼女はその際に、深海魚の知識を披露して専門家を驚かせていたほどだ。

ところが父・中川勝彦も深海魚に興味を持っていたことが分かり、彼女も「趣味は遺伝するのか? 深海魚について話したことないのに!」と不思議な絆を感じたのである。

“しんかい6500”を体験した彼女は、「あなたがいないうちに娘は深海にいくことが叶いましたお! おかげさますぎる!」と趣味を与えてくれた父親に感謝していた。

中川翔子は6月8日のブログでも、「なぜだろう?? いなくなってからのほうがずっと長いのに、まちがいなく存在を感じる」と父・中川勝彦との絆について触れている。それは彼女が父の才能や業績に気づきながら成長している証なのだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)