７日のセリエＡ第７節、ミラン対インテルのミラノダービーは、１−０でインテルが勝利した。「ミスター・ダービー」はもちろん、インテルのアンドレア・ストラマッチョーニ監督だ。

「今夜は２つのことが良かった。まずは試合へのアプローチ。次に後半のガッツと守備だ。重要なチームらしい気迫を見た。たくさんの理由から難しかったし、特に10人となってからは大変だったからね」

「順位表のことは放っておこう。最も重要なのは成長だ。我々は10人になってもあまり相手に譲らなかった。ミランのように成長中で、バランスを崩して攻撃に出たチームを相手にね。これは私にとって大きな兆しだよ。最後に苦しんだのは普通のことだ」

主審について、ストラマッチョーニ監督は次のように話している。

「私はよくジャッジしたと思う。私が我慢できなかったのは、『ファウルだ、ファウルだ』と叫んだ場面だけだったんだ。でも、それから謝ったよ。セリエＡの指揮官としては若いから、欠点を許していただきたい」

「我々は継続性を改善しなければならない。それが大きな欠点だと思っている。チームは相手にとって難しい存在で、メンタリティーもあり、常にコンパクトで、いつでも相手を叩ける感じになっているよ。足りないのは、少しのメンタリティーだけなんだ。だが、今夜は監督よりも選手たちの舞台だった」

「インテルが有利？　いやいや…。これで誇張するのはやめよう。主審はとても難しい試合を担当したと言っておくよ。でも、ミランが不利だったと言うのは大げさだ。長友（佑都）に対する２枚のイエローカードを見直してみようよ…」

インテルのマッシモ・モラッティ会長は『スカイ・スポーツ』で、こう話している。

「今、私はチームを率いる人間をとても信頼している。ダービーの前から自信はあった。10人になってからもね。ストラマッチョーニを指揮官にしようと考えたのは、そのインテリジェンスからだ。インテリジェントな（ジョゼ・）モウリーニョに似ている。ただ何よりも、仕事への専念ぶりが似ているんだ。モウリーニョは偉大な監督だった。そして、ストラマッチョーニは偉大な監督だ」

「今夜の我々は素晴らしい試合をした。プレーに関しては、もちろん改善できると思う。守備面で見事な試合をしたね。ここに指揮官の功績がある。バルセロナでの夜と同じさ。目標は良いリーグ戦を過ごすこと。若手を成長させ、収支を守ることだ」