あと4匹はどこへ? 東京駅に復元されたドーム天井に飾られた干支が8匹しかいない理由

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赤レンガ造りのレトロモダンな建物が大変に魅力的な東京駅。JR鉄道の東西を繋ぎ、地方から訪れる方はもちろん海外からの旅行客も足繁く利用する、日本を代表するターミナル駅であります。

とはいえ、ここ数年丸の内駅舎を通るといつも工事中。どんな工事をしているのかなあ……と思っていましたが、5年の歳月をかけて先日10月1日にようやく完成! 100年前の開業当時の姿に復元された駅舎がお目見えしましたーっ!

さて、復元された注目ポイントのひとつが、南北ふたつのドーム状の屋根。なかから天井を見上げると、8角形の天井の四隅に、復刻された干支のレリーフを見ることができます。記者が訪れた3日も、通り過ぎる多くの人々が高い天井を見上げて写真撮影をしていましたよ!

天井は8角形なので干支のレリーフは全部で8つ! つまり8匹しかいない……あと4匹はどこへ? 南口と北口のドームでそれぞれ違うレリーフが入ってるのかな? と思い、どちらのドームも確認してみたところ、どちらもまったく同じ種類の干支でした! えーっ! これはどういうことなの?

実はこの干支のレリーフ、単なる飾りではなく方角を示しているのです。そういえば遠い昔、古典で干支の方角を学んだことがあるような……。

ちなみに飾られている干支は、丑(北東)、寅(北東)、辰(南東)、巳(南東)、未(南西)、申(南西)、戌(北西)、亥(北西)。一方省かれているのは卯、酉、午、子(東西南北)であります。

えー、私の干支がなーいっ! とがっかりする人も多そうですね。

これを見れば駅舎にいながらだいたいの方角がわかって便利ですね! 昔は実際に使用していた人もいたかも!?

ところで丸の内駅舎ができたのは約100年前。当時も本日ご紹介した南北ふたつのドーム状の屋根が特徴でしたが、1945年の空襲で屋根が消失。修復工事では安全性を考慮して3階あったのを2階建てに変更し、南北両ドームは台形に変更されました。

新たな観光スポットとなりそうな復元駅舎! ドームを下から見上げると、まるで万華鏡のようであります。北口ドームのなかにある、ユニークな現代アートが展示された東京ステーションギャラリーも必見です。皆さんも東京駅へお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてね!

(写真、文=メル凛子)


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