どんなに長くてもTEDのコンテンツは20分以下だ。

世界のありとあらゆる専門家が多岐に渡るテーマでプレゼンテーションを行なっている。

しかも、最後には必ず、何かを起こそうというモチベーションや感動を与えてくれる。

【1】最初に日本語翻訳バージョンの字幕を見る。

【2】2度目は英語の字幕で…【3】3度目は字幕なしで… それでも60分以内だ。

陳腐化しないユーモアとウィットに富んだプレゼンテーションが展開されているし、国際色も豊かだ。

みんなが英語で意見を共有している。

ビジネスの会議でもプレゼンテーションはとても重要だ。

ストーリー化のスキルや話題の展開のユニークさの習得は、英語以上に為になる。

特に話をする「間」にも注目してもらいたい英語はあくまでもツールであり、伝えるコンテクストを同時に鍛えるには「TED」は最高の教科書だと思う。

さらに、TEDのコンテンツには、コメントを寄せるだけでなく、自分のページを持てることはあまり知られていない。

自分が聞くだけでなく、自分の意見を述べ、今度は自分がTEDに与えることができる情報をアップロードできるようになっている。

そこで興味あるビデオについての意見を世界を超えディスカッションできるのだ。

そう、TEDのコンセプトは、「ideas worth spreading=広める価値のあるアイデア」だからだ。

英語で世界中の人が、地球上で広める価値のあるアイデアを共有している。

誰もがそこに参加できる。

これはもう「バンド」と同じ概念ではないだろうか?※「TED」はNHKのEテレの「スーパープレゼンテーション」でも放送されている。

■英語による人生力のアップTOEICテスト(国際コミュニケーション英語能力テスト)でさえ、年に9回(1・3・5・6・7・9・10・11・12月※地域にもよるが)も受験のチャンスがある。

自分の英語能力を客観的に認めてもらういい機会だろう。

入試や就職にも資格としても人気がある。

ただ、受験テクニックやTOEIC対策だけで高得点を狙うという人も増えてきた。

もちろんTOEICポイントが高いことはいいことだが、そこがゴールになってはいけない。

あくまでもTOEICはプロセスであり、現在最良のKPI化のための測定ツールである。

そのスキルを活かしてこそ価値が生まれる。

まずは、現在の自分の英語力をKPI化するためにも受験をしてみるべきだと思う。

恥ずかしながらボクのTOEICは400点くらいだったと思う。

1985年あたりに受験した記憶が微かにある。

そういえば、英検も4級までしか持っていない。

名誉挽回の為にも、今回は受験してみたいと思う。

現在であれば2012年11月・12月にむけての申し込みに間にあうだろう。

このコラムで何度も繰り返しているが、日本人が英語が話せないのは、機会がなかっただけである。

話す必要性のないのに学習しろということのほうがおかしいとボクは思う。

しかし、これからは確実に違う。

話せるか話せないかは死活問題にまで発展すると思う。

そこで、悲観的ではなく、楽観的に考えてみよう。

英語が話せ、理解でき、世界の人と自由にコミュニケーションできている自分の姿を…。

映画が字幕に頼らず、原語で理解できる。

外資系会社でも問題なく、海外に渡航することも問題なく、国をまたいで仕事ができる。

彼女、彼氏が外国人で、いずれ結婚し、子供はハーフ。

子供は国籍を2つくらい持てる。

その子どもはさらに外国人との子供を生む。

もはやあまり国籍は意味をなさなくなる。

人種や、差別や区別とかを最初から超越した社会がやってくる。

インターネットでは、もはや国境はないにも等しい。

存在しているのは、時差と言語の壁だけだ。