宝石泥棒を疑われたり、車で歩行者をひき逃げしたとか、会ったばかりの男性に襲われたとか逆に襲ったとか、とにかくトラブルが絶えないリンジー・ローハン(26)。時をさかのぼると彼女の高校生活も平穏なものではなかったらしく、2日、Twitter上でいじめにあっていた過去を明かした。

今回リンジーのツイート告白のきっかけになったのは、NBCやCBSの看板キャスターとして活躍していたケイティ・クーリックが最近始めたトーク番組『ケイティ』。アメリカで10月は「いじめ防止月間」に指定されたのに合わせて、ホィットニー・クロップ(Whitney Kropp)さんという高校1年生の少女が出演していた。

昔からからかわれることが多かったというホィットニーさんは、最近学校で「ホームカミング・プリンセスに推薦されたよ、すごいね!」とまわりから突然もてはやされ、喜んだのもつかの間、次の日になって「ジョークに決まってるでしょ、あるわけないじゃない」と言われ、ドン底に突き落とされた経験を語った。

この学年ぐるみで行なわれた「悪い冗談」いじめを乗り越えた話はリンジーの心に響いたらしく、放送直後から、彼女はケイティ・クーリックに向けて自分の体験をつぶやき始めた。

"@katiecouric 今日の番組であなたが#ホィットニー・クロップさんにしてあげたことは素晴らしいと思うわ。涙が出てきた。彼女に会ってみたいです。#いじめ防止"
"@katiecouric 私も実は、公立高校で映画の撮影があるたびにいじめられたから。学校に戻るといつも...男女関係なく陰口をたたかれてた。"
"@katiecouric 家の状況のことでも笑い物にされたわ、父親が刑務所に入ってることがばれた時とか..."
"@katiecouric いつも大声で悪口言われたり、足をひっかけて転ばされたり、他にもいろいろ...それでホームスクーリングすることになった。高校2年のとき。しばらくは踏んばったんだけど。"
"@katiecouric だから、今日の番組で話してた子たちの気持ち、わかる。彼女たちに手を差し伸べてくれたこと、感謝します。xo(キス&ハグ)"

いじめにあった過去を、最近になって明かしているセレブはリンジーだけではない。いじめ撲滅を目的にかかげるNPO団体、Born This Wayを設立したレディー・ガガ(26)をはじめ、デミ・ロバート(20)、ミシェル・トラクテンバーグ(26)、クロエ・カーダシアン(28)なども、学校でいじめられた体験を告白している。彼女たちは個性が強いからこそ目立った結果セレブになったのだから、まわりのやっかみを乗り越えてきたケースも多いのかもしれない。
<いじめ防止月間の思わぬサポーター、リンジー・ローハン>