映画『ペンギン夫婦の作りかた』は、10/20(土)〜全国ロードショー。

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これまで数々の映画やドラマに出演し、近年ではその演技力が評価され様々な映画賞を受賞、女優としてのキャリアを確実に重ねる一方で TV番組の司会も担当、時にはバラエティにも出演し、そのざっくばらんなトークに女性ファンも多い小池栄子さん。そんな彼女が主演作『ペンギン夫婦の作りかた』でおおらかで行動的、夫を一途に想う妻、歩美役に挑戦している。

映画『ペンギン夫婦の作りかた』


本作は石垣島を舞台に “石垣島ラー油”の生みの親、実在の辺銀夫婦の物語をベースに描いた男女の心温まるストーリーだ。“食べるラー油”ブームの火付け役となった夫婦がこの商品を生み出すまでを描く一方で、歩美と中国人ギョウコウとの国際結婚、帰化問題、東京からの移住問題にも触れ、夫婦にとって幸せなことは何かをも教えてくれる。

プライベートでは5年前に格闘家、坂田亘さんとご結婚された小池さんに“理想の夫婦像”を伺った。

小池栄子さんにとっての“理想の夫婦”とは


「自分達が大事にするものが一緒であればいいんじゃないかな、って。本作でギョウコウが歩美に“(君が)嬉しいってだけで充分嬉しい”って言うセリフがあるんですけど、そんな風に相手を想えるって大切なことですよね。私自身、主人と出逢った時の気持ちを改めて思い出しました。最初につきあい始めた頃って、その人が笑顔でいてくれるだけで嬉しかったりするじゃないですか。でも、そういう気持ちって、時間が経つとだんだん緩んでいってしまう。そうだった、私は彼が笑顔でいてくれるだけで幸せって思えたから結婚したんだって、原点に帰らされたような気がして。歩美を演じたことで、夫婦の絆も深まったし、忙しくても主人と向き合う時間を作ろうって思えて、いい時期にこの作品に出会えたなって」

男女のすれ違いについて


劇中では、中国人のギョウコウ(ワン・チュアンイー)と帰化問題ですれ違い、ぶつかり合うシーンもある。そのシーンについては、

「……難しいですよね。“愛しているからこそ今は言わないでおこう”と相手は思っていても、こっちは“愛しているからこそ、言って欲しい。”みたいなすれ違いって、きっとどんな男女にもあると思うんですけど、これって何が正解ってないんですよ、永遠に」

とはいえ(劇中の)夫婦はお互いが後で謝ったり、手をつないだり、思わずきゅーんとなるシーンも多い。

「この夫婦って本当に素敵で、ケンカした後にお互いが謝ったり、手をつないだりソファで一緒に寝転がったり……、うちの主人は“人前でイチャイチャできるか!”って感じのニッポン男児なので、演技の上だけどカッコいい俳優さんとイチャイチャ出来て幸せでした(笑)」

小池さんは、たとえお互いが愛し合っていても、わかりあうことが時には難しかったり時間がかかる事もあるとした上で、本作についてはこう語ってくれた。

「色んな幸せの形があると思うんですけど、やっぱり愛する人が横にいるってことが何にも変えがたい幸せ。もちろん、それは親友や家族でもよくて自分の人生を誰かと共有して生きていくって、やっぱりいいものだなって改めて思いました。分かち合う人がいないのは、孤独で寂しいことだから。そして、ここ(石垣島)で感じた生きていく上で守りたいと思った大事なことを、たとえ東京に戻って仕事で忙しくなってしまっても絶対忘れないでいたいです」

小池さん演じる歩美とギョウコウは、石垣島に魅せられて東京から移住、石垣島の豊かな自然が生み出す食材を通じて、島の人々とも仲良くなり、すっかり打ち解けてゆく(劇中では、石垣島の美味しそうなお料理がいっぱい登場)。ゆったりとした時間の中で、しっかりとお互いが向き合い、大切なことを大事に守っていこうとする夫婦の姿は、都会で暮らす私たちに色んな気づきを与えてくれそうだ。
(mic)