ダンメンに籠められし職人魂を見逃すな−ダンメンに見る京の匠

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京都には神社、仏閣、町家など数々の伝統的建築が存在し、当時の職人たちの技が私たちの目を楽しませてくれます。一方京都にはもう一つ匠に技を堪能できる建築が有ることをご存知でしょうか?それはダンメン。今回は京の町のあちらこちらに存在しながらも見落としがちなダンメンにおける職人技の数々をご覧いただこうと思います。

まずは数々の技が炸裂するこのダンメンを。








ダンメンでは隣同士がぴったりくっついている町家ならではの技が見られます。
例えば窓周り。窓をなるべく大きくとりつつ、屋根にかからないようにするというぎりぎりのせめぎ合いが見られます。


しかしどうしても屋根にかかってしまったこのダンメンには匠の技が光ります。


窓03

そしてタイル張りのビル。町家と重なるところはタイルが貼れないでの町家が解体されると屋根の跡がタイルの張っている/張っていないで現れてきます。



しかしダンメンの匠はこんなところにもタイルを張ります。
窓のところは町家で隠れていたはずなのにどうやってタイルを張ったのか、いやそもそもこの窓はどうつけたのか・・・。





ダンメン職人のメタルワークにも感心させられます。
金属波板はダンメンの補修には欠かせないものですがその加工にも匠の技が光ります。






その自在さを匠に使った例も。
角をくるんと包んだダンメン。



そのまま塀に使ったダンメン。



そしてメタルワークの中でも破風の処理は腕の見せ所ではないでしょうか。
曲面のダンメンに合わせてカバー。


破風と壁をうまくすり付ける。




微妙な軒先をうまく包み込む。





京都は秋の観光シーズンに向かいます。ダンメンはもちろんのダンメン職人匠の技もお見逃しなく。