医療保険に付加できる先進医療特約と、がん保険に付加できる先進医療特約には、保障の対象となる先進医療技術の範囲に違いがあります。

医療保険のほうは先進医療技術すべてを対象としていますが、がん保険のほうはがんに特化した先進医療技術が対象です。

ひとつの保険会社で医療保険とがん保険の両方に加入する場合、先進医療特約はどちらか一方にしか付加できません。

そのため、保障範囲が広い医療保険に付加したほうがいいですね。

複数の保険会社から医療保険やがん保険に入る場合には、それぞれに先進医療特約をつけることができます。

そして実際に先進医療を受けると、双方の会社から給付金を受け取ることができます。

先進医療制度が開始された平成18年以降、多くの保険会社が「先進医療特約」の販売をはじめました。

それ以前に医療保険やがん保険に加入した人たちの中には、先進医療特約がついていないからと、最近の保険に入り直そうとする方がいらっしゃいます。

その場合、年齢が上がっているために医療保険やがん保険の保険料が高くなります。

先進医療特約をつけるためだけに、これまでの保険を解約して新しい保険に加入し直すのはいかがなものでしょうか。