素人でもコンテスト入賞が狙える! ワンランク上の撮影術




最近はいろいろな場所で、カメラを片手に歩いている人を見かけるようになりました。せっかく写真を始めたのなら、賞の一つでも取ってみたいところ。ただ、素人では入賞するのが難しいのも事実です。そこで今回は、趣味で写真を始め、現在は写真作家として活躍されている増井基教さんに、コンテスト入賞を狙うための、ワンランク上の撮影術についてお話をうかがいました。



■趣味の写真で、コンテスト入賞を狙おう!



「写真は、自分が撮りたいと思った物を撮るのが一番です。ただ、コンテストで入賞したいと思うなら、おすすめの被写体はやはり人物でしょう。応募できるコンテストの幅も広いですし、審査員の目をひきやすいのも人物です。特に、子どもや老人を被写体とした作品は、選ばれる可能性が高いように思います。



動物も、撮るのが少し難しいですが、コンテストでは好む審査員が多いようですね」(増井さん)



■人物なら表情、動物なら動きに注意して撮る



「コンテストでは、審査員は非常に多くの作品を見ています。そのため、じっくり見ると良い作品でも、インパクトがないために落とされてしまうケースもあります。そういった面では、作品のインパクトは非常に重要です。



人物なら魅力的な表情、動物ならその動きなどが表れている作品は、審査員の目をひきつけます。風景写真なら、変わった天候や自然現象などを撮影できると、インパクトのあるものになります。ただ、相手は自然ですので、かなり根気の必要な作業になってしまいますね」



■タイトルも重要なポイント



「コンテストに写真を出す場合、タイトルと作品の中身が合っていることがとても大切です。ただ、同じ被写体、同じ様な構図、技術的にもほぼ同じ。そういった作品で選考に迷ったとき、タイトルを重視する審査員もいます。そのため、あまりストレートではない、ちょっとユーモラスなタイトルが付けられていると、選ばれやすくなるでしょう」



■カメラをしっかりと使いこなすことが重要



「フィルムカメラの場合は、特にカメラの持つ癖などが作品に顕著に表れます。そのため、自分の使っているカメラがどういった癖を持っているか、それをまずはつかむことが大切です。シャッタースピード、しぼりなど、カメラの性能を正しく把握しておくことが重要ですね。



デジカメの場合には、ホワイトバランスの調節によって、写真の出来が大きく変わりますから、たくさん撮影して『この設定なら、こんな仕上がりになる』と、自分で理解していなくては良い作品になりませんね」



■過去の入賞作品も参考にする



「コンテスト入賞を狙うなら、傾向と対策も必要です。毎年同じ審査員が審査をしているコンテストも多いですから、過去の受賞作品から傾向をつかむことも可能です。その審査員はどういった作品が好みか、カメラ雑誌などで情報を集めるのも良いですね。明るい写真が好きか、それとも暗い色味の写真が好きか、それだけでも十分参考にする価値があります。



また、コンテスト自体も全体的に同じ様な雰囲気の作品ばかりだというケースがあります。そういった場合は、まったく違った雰囲気の作品を出してみるのも、一つの作戦だと言えるでしょう」



「私は趣味で撮っているだけだから……」という人も多いですが、やはり誰かから作品を評価してもらえるのはうれしいものです。目標ができるとさらにカメラが楽しくなるかもしれません。ぜひ、身近なコンテストからチャレンジしてみてください。



(OFFICE-SANGA 森川ほしの)