押入の中、ものを詰め込むだけが収納ではありません。

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今年の夏も暑かった。節電も加わって例年より暑く感じた夏。
掃除も片づけも、ついつい面倒で放置。部屋のあちこちに収納しきれない荷物が大散乱、なんて人はいないだろうか。

そろそろ本気で収納を。と、思っている人におすすめの資格がある。
その名も“住空間収納プランナー資格”だ。

これは日本収納プランナー協会が主催、2009年12月に始まった比較的新しい資格のこと。
片づかない、物が多すぎる……だからプロに手助けしてほしい。そんな声に応えられる優秀な人材を育成・認定する資格制度だ。

資格の階級は3つ。
整理収納の基礎能力を認定する“ベーシック”
ビジネス場面に通用する深い専門能力を認定する“エキスパート”
教育機関やセミナーなどで講義・指導できるほどの高度な知識を認定する“マスター”

有資格者の数は全ての階級をあわせて200人ほど。
中でもベーシックの合格率は90%と高く、養成講座に通うだけでなく独学での合格者も多い。資格者は収納に興味のある人だけでなく、仕事のため“手に職”のために取得する人も多いそうだ。
「仕事のために取得される目的の方なら、ほぼエキスパート以上。起業されていらっしゃる方はマスターの方達です」

ではこの資格でどんな仕事ができるかというと、
 ・片付かなくて困っている方の、現状の暮らしの改善アドバイス
 ・収納プランの提示
 ・お客さんと一緒に片づけをする収納アシスト
 ・新築・リフォームをする際の収納計画アドバイス
……などなど多岐にわたる。
「単なるお片付けではなく住まいに深く関わり、暮らしの改善や間取りの設計にも携われることが住空間収納プランナーの強みです」
人間の根幹でもある衣食住。その“住”に関わる資格だからこそ、この不景気でも人気なのかもしれない。

その資格もいいが、まずは自分の家を手早く収納したいという人のため、簡単な片づけ方法を伺ってみた。
「『すぐに』とか、『あっという間に』といった小手先の収納術はありません」そんな甘い話はないようだ。
根本解決をするためには、
 ・物の見直しから物との付き合い方
 ・収納スペースの使い方や用品を使って効率良く収納する方法
を考えれば、リバウンドのない効率的な収納、片づけができるという。

収納プランナーとして活躍されている方にお話を伺うと、「とりあえず押入へいれるなど、とりあえず思想は危険です。押入の中でも区分けしてどのジャンルをどの箱に入れるかを決めておくことです。片付かない人は“とりあえず”入れるための箱を用意して、そこがいっぱいになれば片づけるようにすればいいと思います」
片づけるスペースは有限である、と気づくことが大切なのだとか。

実は今の季節が一番、収納・掃除におすすめの時期。
夏の汚れがマックスまで積もった状態で残暑が和らいだ今。しっかり片づけをしておけばおよそ二ヶ月後に迫る大掃除の時短をねらえる。

重い腰を上げて今、季節の変わり目の大収納してみませんか。
(のなかなおみ)