ドラマ『ズボラ飯』の音楽は原作者・久住が担当”花を思い浮かべ10分で制作”

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「このマンガがすごい! 2012年版 オンナ編」堂々の1位を獲得し、1、2巻合わせて50万部を突破、全国にズボラ飯ブームを巻き起こしている『花のズボラ飯』。

TBS系にて10月23日(火)より放送される本作ドラマ版の音楽を原作者の久住昌之が担当することが25日、明らかとなった。

ドラマは、夫が単身赴任中なのをいいことに、悠々自適なひとり暮らしをはじめた30歳の新妻・駒沢花の「ズボラ飯」生活を描いたもので、ズボラ飯」とは「ひとりで作ってひとりで食べる、簡単な手抜き料理」という意味。

1話に1品以上登場する「ズボラ飯」の料理描写、食べる時に愛らしくも、妙に食欲をそそる花の表情も見どころとなっており、主人公・駒沢花役、民放連ドラ初主演となる倉科カナ。

そして、ドラマオリジナルのキャラクター「ズボラ生態研究所」所長・遅井さん役はNEWSの加藤シゲアキが演じる。

そして、今回ドラマの音楽を「くもん、いくもん」「赤い羽根共同募金」「サントリー天然水・工場見学編」などのこれまでに多数のCM音楽などを手がけてきた加藤千晶とともに、原作者の久住が担当することが決定した。

久住は、マンガ原作からデザインや音楽活動など幅広い活動を行っており、「モダン・ヒップス」名義でCDもリリース。

自身原作コミックのドラマ版『孤独のグルメ』でも音楽を担当しており、サントラ発売の際に「『孤独のグルメ』サントラはJASRAC(日本音楽著作権協会)登録無し。

全曲著作権フリーです。

映像演劇宣伝等にどうぞお使いください。

」とツイッターで宣言したことも記憶に新しい。

久住はドラマのテイストに合わせて思い切り肩の力を抜き、花を思い浮かべてわずか10分程度で楽曲を制作。

歌詞も曲もほぼ同時に深く考えないで書き下ろしたといい、「”ズボラ”という言葉が、否定的でなく、身近でかわいい感じに聞こえるよう、そして最後に思わずクスリと笑っちゃうように、作ったつもりです。

視聴者に”カナ花、かわいかったな!来週も見よう!”と思わせたいです」と意気込みを語っている。

また楽曲については、さまざまな楽器を使用したものの、ほんわかした雰囲気を想起させるため、ウクレレ等を使用しアコースティック調のサウンドになっているという。

「ホンワカさせたかったので、ウクレレを弾いて作曲しました。

リコーダー、生ギター、ウッドベースといった楽器を加えた、アコースティックで、楽しく軽い曲。

女性が主人公なので、声のきれいな女性デュオcossamiに歌ってもらったら、作画の水沢悦子さんの絵にも、よく似合うサウンドの歌になったと思います。

cossamiもマンガの大ファンなので、一発でバッチリでした」ドラマ版『孤独のグルメ』では、各回のために久住が書き下ろした楽曲も話題となっていたが、『花のズボラ飯』にも久住書き下ろし楽曲があるそうで「このドラマでは、全部がボクの曲ではないのですが、ボクの担当音楽は全て書き下ろしです。

70年代調のフォークの弾き語りなんかも頼まれています。

それは演出上の理由でボクが歌うかもしれません。

オカシイですよ。

ドラマの制作が進むにつれ、どういう音楽があるといいか、アタマの中に聴こえてくると思います。

そこが映像音楽を作る楽しさでもあります」と、自らの歌声を披露する可能性もあるようだ。

また、これだけ音の造詣が深い久住ではあるが、原作を書く時点で音楽のイメージがあるわけではなく、マンガとドラマは基本別物を考えているようで、次のように話している。

「基本的に、マンガとドラマは、全然、別物と考えています。

当たり前だけど、マンガでは、音楽が聴かせられないですからね。

でも、時々、音楽が聞こえるようなコマ運びや、大ゴマを描くことはあります。

ドラマ音楽は、誰が主役を演じるか、どういう演出にするかでも、変わってきます。

もしアニメになっていたら、全然違ったサウンドを作っていたと思います」『花のズボラ飯』は、原作の漫画版は『孤独なグルメ』(作画:谷口ジロー)を手がけた久住であるため、しばしば女性版『孤独のグルメ』とも呼ばれ、ドラマ版『孤独のグルメ』で主人公・井之頭五郎役を務めた松重豊同様、倉科の演技にも注目が集まっている。

(C)久住昌之・水沢悦子(エレガンスイブ)2010/「花のズボラ飯」製作委員会2012