高速トリビア (26) 「逆走」対策の秘策は”視覚化”と、センサー式防止装置にあり!!

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前回は高速道路の「逆走」についての現状や起因を紹介しましたが、今回はNEXCO各社が地道かつ確実な数々の防止対策の取り組みを紹介しましょう。

進行方向に走行している車両にとっては一見、当たり前に思える標識等も、誤って逆走をしそうな車両にとっては有効に作用します。

まずは路面の矢印表示です。

これはもう当然すぎて、意識をしたことすらないかもしれません。

PA・SA内の駐車マスが斜めになっていることも、視線誘導の効果により逆走を防ぎます。

もちろん休憩施設から本線へ戻る時には、本線案内標識が目につく場所に設置されています。

合流部のラバーポールや、料金所前後のラバコン等による締め切りは、立体的な仕切りによって、よりドライバーの視覚に訴える作りになっています。

合流部付近の中央分離帯防護柵に、矢印を表記してある点も抜かりはありません。

その他にも、一般道から高速道路へ連結しているランプと本線が合流・分流する分岐点に、「進入禁止」や「一方通行」標識を設置したり、路面への「進入禁止」や「一方通行」の標示を設置するといった対策がされています。

逆走してしまった車両への注意を呼びかける標識として、ランプに設置されたセンサーが逆走車を感知した時だけ発光する電光掲示や、サイレンや赤色灯などでドライバーに知らせるといった対策もあります。

高速道路の逆走は、全国の年間発生件数が平均して1000件を超えており、この先いつ出会わないとも限りません。

そんな時は慌てず騒がず、以下を参考に対処してください。

非常電話や110番通報、道路緊急ダイヤル(#9910)で通報したり、最寄りの料金所係員などにお伝えください。

通報があった場合、情報板・ハイウェイラジオ等で通行しているドライバーに直ちに知らせるとともに、交通管理隊が現場へ急行します。

逆走車両の多くは追越車線を走行しています。

情報板等で逆走車両の情報を見聞きしたら、速度を落とし、前車との車間距離を十分取って、もっとも左側の通行帯を走行するようにしてください。

逆走車両を前方に発見したら、路肩等の安全な場所に停車し、逆走車両との衝突を避けるようにしてください。

逆走そのものをしないためにも、運転は落ち着くこと。

これが基本です。