21日、3年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた巨人。22日深夜、日本テレビ「Going! Sports&News」では、チームの主力メンバー=阿部慎之助、村田修一、長野久義、坂本勇人による「食事会」の模様が放送された。

優勝直後と思いきや、シーズン中盤に収録されたという同食事会では、まず巨人の強さの秘密を尋ねた。すると、坂本が「村田先輩がジャイアンツに入って、いい仕事をしてくれるからだと思います」と話すと、長野が「バッティングだけじゃなく、守備もすごい」と付け加えた。

だが、ここで阿部は「(守備範囲が)狭いとか言ってたんじゃないの?」とチクリ。長野は「いや、そんなことないです」と苦笑いを浮かべると、当の村田は「範囲はいいんだよ。打ちとったのをちゃんと投げればいい」と返答、長野は「送球のエラーもまずないので、安心して・・・」とフォローした。

また、阿部は「長野が1番入って、チームが固定できたのが大きい」と話すと、村田も「長野からはじまる回で、長野がポンって出ると、“この回、繋がるなぁ”っていう感じはありますね」と同調。阿部は「長野で打てないなら、今日(相手)ピッチャーいいのかなってなるし。そうやって思っちゃう時もある。塁に出たら“点入るわ”って雰囲気になるからチームは。だから重要なんだよ」と説明した。

ここから、ランダムでトークテーマが与えられると、最初のお題は「坂本が坂本のイイ話を語る」に。照れながらも、坂本は「これは阿部さんに言われたことなんですけど、お前がマウンド行って、どんどん(ピッチャーに)声をかけろと。シーズン入る前に。自分の調子が悪い時も、マウンドに行って、チームの全体的な流れを見たりとか、ピッチャーのそういうのを見てマウンドに行ってます」と明かす。

すると、「キャッチャーも3回しかいけないっていうルールがあるし。ヤクルトだったら宮本さんがよく行って激励しているし、状況を言ったりして、“頑張れよ”って言うだけでも違う」と、その真意を語った阿部。さらに、「坂本が村田の直してほしいところ」というお題が与えられると、「さあ、来い」という村田に対し、坂本は「試合15分前くらいですか、ロッカーとかで“オエェー”ってえずくんですよ。“オエェー、オエェー”ってずっと言ってる。それを直してほしい」と語った。

村田は、「プレッシャーという重みが僕の上に乗ってくるんで、そしたらここ(喉)につっかえてる。これを出さないと試合に臨めない」と、その理由を話したが、長野と坂本は「食事してたら、みんな一瞬、手が止まるんですよ」と、ロッカールームの様子を明かす。だが、阿部は「だけど、それくらいプレッシャー感じてやってるってことだから。緊張感ないといいプレーできないし、それが大したもの。一試合に懸けるメンタリティがあるのでプロだなと思う」といい、村田に賛辞を送った。

ジャイアンツ3年ぶり歓喜のビールかけ!
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