まだ寝ていたいのに、朝早く目が覚めてしまうのは病気?


朝晩すっかり涼しくなって、ぐっすり眠れるはずが、どうしてだか起きる時間よりも早く目が覚めてしまい、二度寝もできない。これも睡眠障害のひとつです。



よく、高齢者は早起きだと言われていますが、それは加齢によってメラトニンという睡眠ホルモンの分泌量が減るため、眠る能力が衰えてくるからです。



しかし、若い人が朝早く目が覚め、もう一度眠ろうとしても眠れない場合は、過剰なストレスや不規則な生活などが原因していることが考えられます。



日常生活に支障が無い場合は、それほど心配することはありませんが、日中強い眠気に襲われたり、何をするのもおっくうになったり、めまいや頭痛などに悩まされたり、あるいは、こうした睡眠障害のような状態が週3日以上あり、なおかつ1カ月以上続く場合は、不眠症と診断される可能性があります。



日本睡眠学会が行ったアンケートによれば、日本人の5人に1人が「よく眠れない」と感じていて、およそ3割のひとは不眠を体験するそうです。



いつまでに眠らなければいけないとか、何時間以上寝ないといけないとか、あまり神経質にとらえるとますます眠れなくなることも。



眠りというのは、ひとりひとり違っていて当たり前の生活習慣です。

皆それぞれ睡眠時間や就寝時間、起床時間が違っているものなのです。

まずは、自分にあった睡眠リズムに気付くことが大切でしょう。



そこで、リズムを整えていくことと、眠りを誘うメラトニンの分泌を高める方法から試してみてはいかがでしょうか。



■体内時計を調整するためのひと工夫



●目が覚めたら一番に太陽光を浴びて、全身に「朝が来た」というサインを送りましょう。

ただし、自分が目覚めたい時間よりずっと早く光が差し込む環境なら、遮光カーテンや雨戸などを閉めておき、朝起きたときにすぐに光を浴びるよう工夫してください。



●起きたい時刻よりもかなり早く目が覚めてしまったら、すぐに起き上がらず、そのままベッドで過ごします。起床時刻になったら、シャワーを浴びたりストレッチをしたりして体を覚醒させましょう。



●視覚的に受ける明かりのリズムも影響力が大きいものです。メラトニン分泌にも直接的にかかわるものなので特に意識しましょう。

日中は明るいところで過ごし、夕方以降は明るさを次第に落としていくことを心掛けてください。夕日を眺めるのは気分的にもおすすめです。

それから、夜に煌々(こうこう)と照らされる蛍光灯のもとで過ごしていると、入眠リズムが遅れてくるので要注意。眠るときは暗くして眠るようにしましょう。



●就寝1〜2時間前には、交感神経を刺激するようなものは避けましょう。熱いお風呂や興奮を誘うTV番組、パソコン、コーヒーやタバコの摂取も控えたほうがいいわね。

次に、メラトニン分泌を高める方法だけれど、一般的にはトリプトファンを多く含む食事を摂ると、体内でセロトニンやメラトニンの材料となるため、睡眠効果が高まると言われています。

また、ギャバを含む食材をあわせて摂取することで、眠りをパワフルにサポートしてくれます。

これらは夕食に採り入れると効果的です。



●トリプトファンを多く含む食品は、牛乳のほか、卵の白身、ツナ、大豆製品、ハチミツ、バナナなど。



●ギャバ(γ−アミノ酪酸)は、動植物など自然界に広く存在するアミノ酸の一種で、発芽玄米をはじめ、トマトやナス、アスパラガス、かぼちゃ、きゅうり、メロンなどの野菜や果物、漬物、キムチなどの発酵食品にも多く含まれています。



●オーツ麦やスイートコーン、かいわれ大根などにはメラトニンが含まれています。



(ビューティ&ダイエット編集部)