家族や恋人に嫌われる掃除のやり方

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 自宅やオフィスの机は常にきれいにしておきたい、というのは多くの人に共通する心理でしょう。片付いた場所で寝起きしたり仕事をする方が、快適なのはもちろん、思考もクリアになり、作業もはかどるというものです。
 それだけではありません。
 『恋の魔法使いは、ほうきに乗ってやってくる』(学研パブリッシング/刊)の著者、石崎華子さんは、掃除をすることで、日常の小さな“いいこと”に気づく「心のセンサー」が敏感になるといいます。
 掃除の習慣がつくと、汚れをはじめとした身の周りの小さな変化に気づきやすくなります。それによって、汚れだけでなく小さな幸せを見つける感覚が鋭くなり、毎日幸せを感じながら生活できるようになるといいます。そうなると気持ちにも余裕ができ、人にやさしく接することができますし、それは自分にも返ってくるはずです。

 本書は、掃除を単なる生活習慣ではなく、幸せを呼び込む方法として取り上げていますが、幸せになるためには単に掃除をすればいいというわけではありません。
 それどころか、なかには、「幸せを遠ざけてしまう掃除」もあるようです。

■家族や恋人に強要する
 掃除の習慣が身について、身の回りをきれいにしておくことが楽しくなってくると、その楽しさを人に押しつけてしまったり、せっかく片づけたところを散らかされるたびに苛立ってしまいがちです。
 「せっかくきれいにしたのにどうして散らかすの?」
 「私は掃除するのに、どうしてあの人はやってくれないんだろう」
 こんなことを考えるようになってしまうと、せっかくの掃除がおせっかいの押し売りになってしまいます。
 あくまでも「自分がやりたいからやる、自分が幸せを感じたいから掃除する」というスタンスを忘れないようにしましょう。

■完璧主義に走ってしまう
 石崎さんは、掃除が苦手だという人には「完璧を求めすぎる」という共通点があるといいます。
 「どうせやるなら丸一日使って徹底的にやろう!」「完璧にやらなきゃ!」などと思ってしまう人はこのタイプです。
 掃除は完璧にやろうと思えば際限なく時間がかかってしまうものです。また、一度完璧にしたところで、そこで生活している以上、また必ず汚れてしまいます。
 それを毎回完璧な状態に戻すことを続けるのは難しいですし、「完璧な掃除」を義務のように思っていては、汚れた場所がきれいになっていく喜びも感じられません。
 無理なく、楽に、簡単に、が掃除の習慣をつけるポイントだと言えます。

■できないと自己嫌悪に陥る
 特に女性には「女として掃除はできて当たり前」と思っている人が多いかもしれません。
 そういう人ほど、自分の部屋が散らかっていたり、片づけられなかったりすると「自分はダメな女」と、自己嫌悪に陥りやすくなります。
 人に得意不得意はつきものです。どんなにがんばっても片付かないからといって、自分を責めるのではなく、できる範囲で少しずつやっていきましょう。

 「掃除をすると幸せになる」と聞くと、「本当なの?」と思わず疑ってしまいますが、掃除をすることで心に余裕ができ、人にやさしく接することができるようになる、というのは、多くの人が経験として理解できるところではないでしょうか。
 人にやさしくできる人は周りを幸せにしますから、いつかはその幸せが自分にも巡ってくるというのは自然なことなのかもしれません。
 本書には、掃除する習慣のつけ方や、幸せを引き寄せる掃除の心構え、具体的な方法が詳しく紹介されていますので、散らかった部屋が片づかない、という人は参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)