アクション映画の夏が終わり、ドラマの秋を迎える。そしてアメリカでは政治的なニュアンスを含んだ『Butter』から、複雑なストーリーの『Cloud Atlas』まで様々な映画が公開される予定。その中から<moviefone>がオススメの6本をご紹介します(公開日は全米で、すでに封切られた作品もあり。日本公開は未定。タイトルは原題)。


『アービトラージ/Arbitrage』
公開日: 9月14日
キャスト: リチャード・ギア、スーザン・サランドン、ティム・ロス、ブリット・マーリングほか
ストーリー: ヘッジファンド界の大物(ギア)が、"経済的な危機"と"フランス人画商との浮気"を妻(サランドン)と娘(マーリング)に知られないように苦心する。
解説: ギアが久しぶりに挑戦したダークスリラー。ギア、サランドン、マーリングの家族像にも注目したい。

『ウォント・バック・ダウン/Won't Back Down』
公開日: 9月28日
キャスト: マギー・ギレンホール、ヴィオラ・デイヴィス、オスカー・アイザック、ホリー・ハンターほか
ストーリー: 気性の激しい2人の母親(ギレンホール、デイヴィス)が、問題のある学校から子供たちを守ろうとするが、次々とトラブルに見舞われる。
解説: 『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』でアカデミー主演女優賞にノミネートされたデイヴィスの次回作。彼女が演じるのは母親でもあり教師でもある役で、再びオスカー候補となる可能性も?

『エンド・オブ・ウォッチ/End of Watch』
公開日: 9月21日
キャスト: ジェイク・ギレンホール、マイケル・ペーニャ、アナ・ケンドリック、フランク・ギロほか
ストーリー: LAの危険な地域で、命の危険に晒されながらパトロールを続ける2人の警察官(ギレンホール、ペーニャ)の物語。
解説: アクション映画に定評のあるデイビッド・エアー監督が、手持ちのカメラや監視カメラなどを巧みに使いながら、警察官2人のもの悲しさを描く。ギレンホールの肉体にも注目。

『人生の特等席(原題:Trouble with the Curve)』
公開日: 9月21日(日本公開は11月23日(金)、日本公式サイト(予告編も))
キャスト: クリント・イーストウッド、エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・グッドマン、ロバート・パトリックほか
ストーリー: 年老いた野球のスカウト担当(イーストウッド)が娘(アダムス)と、キャリアの最後となる旅に出かける。
解説: イーストウッド+スポーツ+父親像=完ぺきな映画!! それに、ティンバーレイクを見たくないという人もいないだろう。

『バター/Butter』
公開日: 10月5日
キャスト: ジェニファー・ガーナー、タイ・バーレル、オリヴィア・ワイルド、アリシア・シルヴァーストーン、ヒュー・ジャックマンほか
ストーリー: ガーナー主演の風刺コメディで、真面目で保守的な女性がステート・フェアで行なわれるバター彫刻大会に挑戦する。
解説: 米共和党の政治家ミシェル・バックマンのような女性に扮したガーナーが、馬鹿げたバター彫刻の世界に身を投じることほど、面白いことはあるだろうか?

『クラウド アトラス/Cloud Atlas』
公開日: 10月26日(日本公開は2013年春、日本公式サイト(予告編も))
キャスト: トム・ハンクス、ハル・ベリー、ジム・ブロードベント、スーザン・サランドン、ヒュー・グラント、ジョウ・シュン、キース・デヴィッドほか
ストーリー: 『マトリックス』のラナ&アンディ・ウォシャウスキー姉弟と、『ラン・ローラ・ラン』のトム・ティクヴァが監督・製作・脚本を担当した話題作。デイヴィッド・ミッチェルの長編小説が原作となっており、6つのストーリーが時空を超えて複雑に絡み合っていく。
解説: 映画化できないといわれている作品を映画にできるのは、ウォシャウスキー姉弟だけだろう。トム・ハンクスをはじめとした豪華キャストにも注目。

『フライト/Flight』
公開日: 11月2日(日本公開は2013年3月の予定)
キャスト: デンゼル・ワシントン、ケリー・ライリー、ドン・チードル、ブルース・グリーンウッド、ジョン・グッドマン、タマラ・チュニーほか
ストーリー: ベテランパイロット(ワシントン)が飛行中にトラブルに襲われるが、無事着陸させる。だが原因の調査を進める中で、新たなトラブルが明るみに。
解説: 2001年に起こった実話を元にしたこの映画には、ロバート・ゼメキス監督に主演のワシントンというコンビがふさわしい。

<サイエントロジーにインスパイアされた『ザ・マスター/The Master』>