イスラムを冒涜したとして、中東各国を中心に起きた暴動のきっかけとなった『イノセンス・オブ・ムスリムズ(Innocence of Muslims、直訳:イスラム教徒の純朴さ)』。<AOL Celebrity>では引き続き、新たな情報をお届けします。


アンナ・グルジ(Anna Gurji)のIMDb(映画やTVドラマのデータベース)ページ
これまでの出演作などがわかります
出演女優の告白
民族同士の争いを描いたとされた映画『デザート・ウォーリアーズ/Desert Warriors(直訳:砂漠の戦士たち)』。だが同作はのちに『イノセンス・オブ・ムスリムズ』にタイトル変更され、今となってはイスラム教の預言者ムハンマドを冒涜する内容で物議を醸している。

同作に出演した女優、アンナ・グルジはユダヤ系イギリス人のSF作家ニール・ゲイマンのウェブサイトに手記を寄せ、自身はあくまでもナクーラ(映画の製作者とされる人物)の計画には関与していなかったと主張する。

これによると、完成した映画を見た彼女は「衝撃を受けた」そうで、すべてを知ったあとはひたすら泣き続けたという。彼女はまた、己のあずかり知らぬところで、自分の"顔"が非人道的なものとして紹介されているのを見るのはとてもつらいと胸の内を語った。

アンナは身の危険を感じながらも、「真実を語るほかに、何をしたらいいのかわからない」「(自分にはやましいことはなに一つないので)身を隠すつもりはない。(映画に出演した)私たちが真相を明らかにしなければ、生きる価値のある世界などないのでは」と、雲隠れは考えていないそうだ。

中心人物が任意で取り調べを受ける
一方、今回の映画の中心人物といわれるナクーラ・バシーリー・ナクーラ氏が9月15日、米当局から任意聴収を求められ、氏はこれに応じた。

<ロイター>によると、ナクーラ氏は逮捕されたわけでも、手錠をかけられたわけでもないという。だが、(過去の罪でインターネットへのアクセス禁止を言い渡されている中で)偽名を使ってこれを破ったことが問題視されているようだ。

アメリカには言論の自由を保障した憲法があるので、ナクーラ氏が今回の映画製作で罪に問われることはなく、映画自体も捜査の対象にはなっていないという。

"監督"とされるナクーラ氏、実は連邦当局の関係者だった?
一方、<The Smoking Gun>が入手した裁判所の記録によると、ナクーラ氏はかつて情報提供者として、連邦当局と協力関係にあったという。

<Smoking Gun>によると、この文書にはナクーラ氏が2009年から2010年にかけて銀行詐欺の捜査に協力した際の詳細が記されているそうだ。文書は<The Smoking Gun>のウェブサイトで見ることができる(英語)。

また9月17日には、ナクーラ氏の家族が身を隠すために真夜中に米カリフォルニア州の家を出たというニュースも飛び込んできている。

<ナクーラ氏とは一体、何者なのか>