肌断食でリセット!リフレッシュ!




真夏の通勤電車。ただでさえ不快指数が右肩上がりだというのに、停車するたび新たな乗客が体を押し込んでくる――。露出した肌と肌が密着する湿った感触に、せめて視線だけでも抗議の意を伝えようと相手の顔を見たら……「この人、肌きれい!」スキンケア? それおいしいの? と言いそうな中年男性のまさかの美肌に、いままでの努力は無駄だったのかという脱力感がこみ上げる。そんな経験ないですか?



■肌断食で肌をリセット



入念にスキンケアをしているのに、何も手入れをしていない美肌の男性がいるという事実。



「もしかして根本的に間違ったケアをしているのでは?」と嵐に舞う木の葉のごとく、心を千々に乱れさせている女子は少なくないはず。



そこでオススメするのが「肌断食」です。



肌断食は、スキンケアのしすぎや皮脂の洗い落としすぎで疲れてしまった肌を、あえて何もしないことで休ませて、肌本来の力をよみがえらせるというのが基本の考え方です。



■洗い落としすぎがトラブルの原因



「スパスパ人間学」に出演して肌断食を紹介された、セキひふ科クリニック院長・関太輔先生に話をうかがったところ、乾燥肌・脂性・シミの原因は「アカを洗い落としすぎてしまうから」だそうです。



肌表面のアカを取り去ることによって、皮脂膜と角質細胞間の保湿成分が失われてしまい、乾燥肌になってしまいます。



また、肌の内部で生成されたメラニン色素は、通常ならば肌のターンオーバーのサイクルによってはがれ落ちていくのですが、表皮の基底層が破壊された状態になっているとメラニン色素が肌の深部に脱落してしまい、消えないシミになってしまいます。



さらに皮脂を落とし過ぎることが続くと、皮脂腺の活動が活発になり、脂が余計に分泌されて皮脂の出口が詰まってしまい、脂が出にくくたまりやすくなってニキビなどの原因にもなりやすいのです。



■How to 肌断食



関先生がテレビでも紹介した「ぷち肌断食」の方法を教わりました。



週末などを利用して、3日間行います。決まりは次の4つです。



1.メイク・クレンジングをしない。洗顔はせっけんのみを使用する。ただし、肌断食をおこなう前にはメイクが完全に落ちていることが重要。



2.紫外線対策を万全にする。せっけんで落ちるような紫外線カットの日焼け止めを使うか、または帽子や日傘で紫外線対策を。



3.ストレスのないような規則正しい生活を送る。



4.断食ローションを使う。期間中、塗るのはこれのみ。



この断食ローション、スーパーで買える材料で作れます。



材料:もずく(タレなし・150g)、にがり(小さじ1)、りんご(1個)、ミネラルウォーター(50cc)、はちみつ(大さじ1)



まず、もずくとミネラルウォーターをあらくミキサーにかけ、それを二重のさらしでこしたら、軽くしぼります。



次に、りんご酵母を作ります。



りんごはあまり洗わず、皮付きのまま8つに切り、密封容器に入れます。



りんごがかぶるくらいミネラルウォーターを注ぎ、はちみつを加えたら、室内の涼しいところに5日間おいて、6日目からは冷蔵庫で保存します。これでりんご酵母はできあがりです。



りんご酵母80ccをもずくエキスに加え、にがりを入れて混ぜます。



容器に入れてできあがり。



雑菌の繁殖を防ぐため、容器を煮沸して清潔に作ることと、使用前にパッチテストすることに注意してください。



大変そうですが、意外と簡単にできますよ。



■自分にあったスキンケア方法を



最後にスキンケアについて、関先生にうかがいました。



「万人に合うスキンケアはないと思います。乾燥肌では保湿が必要である場合もありますし、年齢、性別、肌質、職業(三交代)、普段のメイクなど、いろいろなファクターが関与します。いろいろ試してみて、自分に合った形で行ってみたら良いと思います。



要は、たまに肌をリフレッシュさせたら良いわけです。普段から肌に負担をかけていない場合は必要ない場合もあります」



もし自分に合ったケア方法が分からないスキンケア迷子になってしまったら、ぜひ肌断食をお試しあれ。



(OFFICE-SANGA 服田恵美子)