百貨店の大型改装が進む中、高島屋が重要文化財に指定されている東京店(日本橋タカシマヤ)の改装に乗り出す。2013年度中の完成を目処に約20億円を投じ、婦人服売場の再編などを計画。ワーキングウーマンを対象にしたビジネス向けのファッションやクリエーターによる一点ものの雑貨を扱う自主編集売場を新たに設け、「Carmina Campus(カルミナ・カンプス)」の日本初出店が予定されている。 高島屋東京店が改装の画像を拡大

 日本橋に位置する高島屋東京店の改装では、9月19日に婦人服売場が先駆けてリニューアルオープン。30代から40代の働く女性をターゲットに、スーツなどオフィス仕様のファッションを集めた自主編集売場を約60平方メートルのスペースに設ける。その翌週には、アクセサリーやバッグ、ネックウェアの雑貨類を揃えた自主編集売場を新設。百貨店では展開が少なかったクリエーターの1点もののアイテムを扱い、回転の早い売場にするという。その隣には、フェンディ家の血をひくIlaria Venturini Fendi(イラリア・ヴェントゥリーニ・フェンディ)が立ち上げたエシカルブランド「Carmina Campus」の国内初のショップを構え、雑貨の自主編集ショップと合わせて約120平方メートル規模で展開。以降、10月に行われる婦人靴売場の再編や来春には新規高級メゾンの誘致、食料品売場の強化も予定されている。 改装が進む中で首都圏の百貨店は、自主編集売場の新設に積極的な姿勢をみせている。8月には、松屋銀座がワンピースとドレスに特化した売場「DRESS to STYLE(ドレス トゥ スタイル)」を30代女性に向けて約132平方メートルの大きさで展開をスタートしたほか、西武渋谷店は男性を対象に新進デザイナーズのセレクトアイテムやクリエーターズとのコラボレーションで開発した商品を扱う「メンズクリエーター」をオープン。三越伊勢丹ホールディングスのラグジュアリーコスメ編集ショップ「ISETAN MiRROR Make&Cosmetics(イセタン ミラー メイク & コスメティクス)」のように、小型店舗として自主編集ショップを出店する百貨店も増加傾向にある。