今年初めに歌手のシールと別居、4月に離婚を申請して、最近では「結婚中に浮気か?」という噂が出ていたハイジ・クラム。彼女は12日、アメリカの大物ニュースキャスター、ケイティ・クーリックが始めたトーク番組<Katie>に出演し、今の状況を気さくに語った。

どうやら先日のシールの「激白」は、ハイジが新しい恋愛を始めたことへの怒りからきていたらしい。「ハイジ、結婚中に浮気を!?」というヘッドラインが世間を駆け抜けてから、シールの事務所は追加説明のコメントを出したのだ。

彼は当初、「せめて雇い人と関係を持つのは、別離してからにしてほしかった」と、「separation(普通は別居のこと)」という言葉を使って言ったのだが、あとから、「離婚(普通はdivorce)が成立してからにして欲しかった、という意味だった」と訂正した。このややこしい(と言うか、100%の人が誤解した)言い方が、意図的だったのか、間違いだったのかは、シール以外には誰にもわからない。

ハイジはシールの「言葉の選び方」について、「もちろんいい気持ちはしなかった、本当のことじゃなかったから...彼(シール)と一緒にいた時、他の男性を見たことなんて一度もなかったわ。」とコメントし、「それでお互い先に進もうとしてる時に、新しい人と付き合い始めたら、突然みんなに注目されて...また新しい恋をしたくても難しい。もうすぐ40だし、また恋愛もしたい」と続けた。

ボディガードのマーティン・クリステン氏との関係について、「じゃあ今恋愛中?」とケイティ・クーリックが聞くとハイジはこう語った。「彼と付き合ってはいるけど、まだ恋愛関係と言えるのかどうか...始まったばかりで、まだ分からないの、どうなるか」

<クリステン氏について語るハイジ>
しかしこんなことも。「私が彼を知って4年、彼も私たち家族とここ4年一緒でしょう。家族みんなの面倒を見てくれて、ほとんどは子供達のことで、すごく助けてくれたの。自分の子供の命を、彼になら預けられる。素晴らしい男性なの。今度は、違う角度からお互いを知るようになっただけで。」

クリステン氏との関係は徐々に始まったようで、知人は<US Weekly>に、「2人は前から親しかったけれど、この夏それがちょっと違うものに発展していった」と言っている。移動中に飛行機の中で彼の肩に寄りかかったり、腕を組んだりすることから始まり、7月には恋人同士のように振る舞う2人の姿が見られた。4人の子供達が彼にすでになついている、というのもかなりの助けらしい。

シールはイヤミっぽくクリステン氏を指して「使用人(help)」という言い方をしたが、セレブ界でその「使用人」つまりスタッフと関係を持ってしまったケースというのは、なにもハイジが初めてではない。

他のセレブで、スタッフと関係を持ったのは主にこんな顔ぶれ。

ジュード・ロウ:2005年、シエナ・ミラーと婚約している時に、住み込みのベビーシッターだったデイジー・ライトさんと浮気していたことが明かされ、公式に告白・謝罪したが、シエナは婚約を解消。しかし2人(ジュードとシエナ)は2009年復縁している。そして2011年、また破局。

イーサン・ホーク:2003年、ユマ・サーマンと結婚していた時に住み込みのベビーシッターだったライアン・ショーヒューズさんとの不倫関係が発覚、離婚につながったとされているが、イーサンは離婚が成立するまで関係はなかったと主張している。2008年にイーサンはショーヒューズさんと結婚し、現在2人の子供がいる。

アーノルド・シュワルツェネッガー:2011年、20年間シュワルツェネッガー・シュライヴァー家で働いた、家政婦のミルドレッド・バエナさんとの間に子供をもうけていたことが発覚。マリア・シュライヴァーとの25年の結婚生活に終止符を打つことに。

ロビン・ウィリアムズ:1988年に彼が最初の妻のもとを去ったのは、息子のベビーシッターだったマーシャ・ガーセスさんのためだったと言われている。その後ガーセスさんと結婚し2人の子供をもうけたが、2008年に離婚した。

シャナイア・トゥエインの夫、ロバート・ラング:2008年、音楽プロデューサーのロバートとシャナイアが別居したのは、ロバートと、シャナイアの長年の友人でハウスキーパーを務めていたマリー=アン・ティボーさんとのダブル不倫が原因。2年後に離婚が成立したが、シャナイアは2011年、この件で相談しあい親しくなったマリー=アン・ティボーさんの元夫、フレデリック・ティボーさんと再婚した。

こうして見ると、家にいるベビーシッターやハウスキーパーがからんでいる場合が多い。自分の子供の面倒をよく見てくれる人は、魅力的に映るものなのだろうか。

<シール、ハイジ・クラムについて以前のコメントを撤回>