『白雪姫と鏡の女王』9月14日(金)より全国ロードショー
(C)2011 Relativity Media, LLC. All Rights Reserved.

写真拡大

今年、6月に公開された『スノーホワイト』は、シャーリーズ・セロンが恐ろしい魔女の役を、白雪姫(スノーホワイト)をクリステン・スチュワートが演じ、あのグリム童話がバイオレンスアクションエンターティメントに様変わり。その大胆なアレンジとダークで迫力ある映像が観客に受け大ヒットとなり続編も決定したのが記憶に新しいところ。

そして9月、今度は『白雪姫と鏡の女王』というまたもや『白雪姫』を大胆にアレンジした作品がやってくる。本作で白雪姫をイジめるのは恐ろしい魔女ではなく、超・ワガママ継母の女王。では、一体どんなストーリーなのか?

ストーリー


世にも美しい白雪姫は18歳になってもお城に閉じ込められたまま。幼い頃に父親である国王が亡くなって以来、継母の女王にイジめられてきたのだ。その女王ときたら、宝石にドレス、エステにパーティが大好きな超・ワガママ女王。彼女のせいで今や王国は破産寸前。そんな時に現れたのが隣国のリッチでハンサムな王子。女王は彼と結婚することで愛と富を一気に手に入れようとするが、王子が恋に落ちたのは白雪姫だった。女王はすぐさま家来に白雪姫を殺すよう命じるが……。

ワガママ女王にジュリア・ロバーツ、白雪姫にはアノ人の娘……


この鼻持ちならない女王を演じるのは、これまでキュートなヒロインやタフな女性など世界中から憧れの的として注目され続けてきたジュリア・ロバーツ。煌びやかな衣装を着こなし、あの笑い声&笑顔で白雪姫をイジめる邪悪な女王をチャーミングに演じている(ジュリア・ロバーツ本人、かなり楽しそうです)。

一方、儚げで上品な白雪姫を演じているのは、リリー・コリンズ(「ミッシングID」)。実は彼女、ミュージシャン、フィル・コリンズの娘。最初はチャームポイントの太眉がちょっぴり気になるものの(!?)、その可憐さとキュートさを併せ持ったリリーの魅力は白雪姫にぴったり。途中、お城から抜け出して、小人のギャング達と仲間になり、戦う術を身に着けて勇敢になっていく成長ぶりをチャーミングに演じている。

そんな白雪姫と恋に落ちる王子を演じるのは、「ソーシャル・ネットワーク」で双子の美男子役を演じたアーミー・ハマー。やっぱり彼は美男子でした。王子の衣装が長身の彼に似合いすぎてまるで絵本から抜け出たよう。しかし、ここでの王子ったら……いわゆる”ヒーロー”ではないのです……(見てのお楽しみ!)。

もうひとつの主役!? 絢爛豪華な衣装たち


本作は茶目っ気たっぷりのストーリーや魅力溢れるキャスト陣の演技もさることながら、衣装の素晴らしさも大きな魅力。衣装たちが影の主役といってもいいほど、各キャストの個性にマッチした、デコラティブで洗練されユーモアが効いたデザインが施され、観客を楽しませてくれる。手がけたのは今年の1月に他界した衣装デザイナー・アート・ディレクターの石岡瑛子。

彼女は、これまでにアカデミー賞やグラミー賞を受賞するなどハリウッドでは欠かせない存在として、数々の巨匠やミュージシャンの作品で活躍。本作の監督、ターセム・シンとは過去に『落下の王国』『インモータルズ 神々の戦い』などでもタッグを組み、その衣装は毎回注目されていた。

今回、石岡は主要キャストだけでなくエキストラも含め、300以上もの衣装をデザイン、すべて手作業を作り上げたという。ジュリア・ロバーツが着こなす金色や真っ赤のゴージャスなドレス、白雪姫の花柄パステルカラードレスをはじめ、舞踏会での出演者たちのドレスに至るまで、どれもが独創的で見ればみるほど細かい工夫がなされ、とにかく圧巻。

石岡は、16世紀から19世紀までの歴史的なデザインを取り入れながらも、キャストの個性が際立つデザインを自由自在い創り上げたのだそう。
タフタやサテンなど素材も様々で、ドレープやプリーツで量感を出したり、胸元や袖口はレースをあしらって女性らしさを演出するなど
ファッションが好きな方には、ストーリーそっちのけになってしまいそうなほど(本末転倒……笑)想像力に満ちた仕上がりになっている。

さいごに


本作は、白雪姫が王子の助けを待たずに自ら王国を救おうとする現代版の物語。日本では『草食系』男子という言葉も流行ったけれど、女性が主導権を握ってサバイブするのは、どうやら世界共通?白雪姫でさえ、待っていても助けてもらえないのだから、一般庶民の私たちはもっと自分で切り開かなくちゃってことなのだわ、と思わされます。そんな教訓も胸に留めつつ、ラストのロマンティックなエンディングで、ぜひハッピーな気分を味わって。ちなみに、本作は「装飾」系作品です(笑)。
(mic)