おーおー、今日もよい子がたくさん集まったみたいだな。ちゃんと親のいうこと聞いているか? いい子にしかお話きかせないからな? ん? そうけ。わかった。じゃあ今日は新しい話っこするからな。もっと前に集まって来い。近寄って座れ。うんうん。

むかしむかし、3〜4年くらい前かな。とあるマンガ雑誌編集部でこんな事件があったんだよ。これは実話でな、マンガ業界ではよく知られている話なんだ。実話だからプライバシーが大切だべ? だからちょっとだけ表現変えて話すからそこんところだけカンベンな。話の大筋は間違いないから、よーく聞けよ。
 
・わたし実はマンガを描いているの
マンガ雑誌編集者のA氏は既婚者であり、妻と仲良く生活をしていた。ある日、妻がA氏に「実は私、週刊少年○○○○で連載している『○○○○○○○○○○○○○○○○○』の作画をしているの。秘密にしててごめんね」と激白。これには夫もビックリ! まさか自分の妻が人気マンガ家だったとは!
 
・私の妻は人気漫画家だった!! キター!!
あまりにもリアリティーのある妻の説明に信用しきった夫のA氏。いてもたってもいられず、同僚の編集者に自慢しまくった。毎日毎日、とにかく自慢しまくった。週刊少年○○○○の『○○○○○○○○○○○○○○○○○』といえば、大ヒット中のマンガである。巨万の富! 名声! カリスマ! 人生にサプライズ キターーー! という気分なのだろう。
 
・あやしいぞ
最初は信用せずに聞いていた同僚の編集者たち。しかし、あまりにもA氏が自慢ばかりしてくるため「さすがに確認するべきじゃないか」と判断した同僚編集者が、他社であるにもかかわらず週刊少年○○○○編集部に確認をとったのである。どう考えてもA氏の妻が『○○○○○○○○○○○○○○○○○』の漫画家とは思えなかったのだ。
 
・週刊少年○○○○編集部「ありえないから(笑)」
A氏の同僚編集者が週刊少年○○○○編集部に確認を取ったところ、A氏の妻の発言がすべて嘘であることが判明。どういう理由で嘘をついたのか不明だが、A氏の妻は『○○○○○○○○○○○○○○○○○』の漫画家ではなかったのである。同僚編集者は「ま、だろうな」と思ったらしい。最初からありえないと思っていたのだけど。
 
・騒動の流れまとめ
秘密だったけどX誌で人気マンガの作画をしていると夫(編集者)に話す妻

夫が信用して編集部仲間に自慢しまくる

そんなことはありえないと思った同僚編集者がX誌に確認を取る

やっぱり妻の嘘でした
 
……ということらしいんだわなー。みんなどう思った? この騒動で驚く点は、週刊少年○○○○も、A氏が勤務するマンガ雑誌編集部も、日本を代表する大手出版社だというところなんだよね。しかも、どちらの雑誌もメジャーなマンガ雑誌なんだよ。ビックリしちゃう。
 
Correspondent: Kuzo