キム・カーダシアンやコートニー・カーダシアンの母、クリス・ジェンナー(56)が、出演するリアリティ番組『Keeping Up with the Kardashians』の最新エピソードの中で整形手術にのぞんだ。


結果、先週アメリカでは何百万人もの視聴者が、彼女が手術室に運び込まれるところを見ることになった。手術の目的は、古くなった豊胸シリコンを新しいものに入れ替えること。病院での手術の準備段階まで放映したことを「TMI」(too much information/さらけ出し過ぎ)と見る視聴者も多かったが、クリスはあくまでも、世のため人のためにした「PSA」(public service announcement/公共サービス)だったと言っている。

NBCのニュース番組<Today>の中でインタビューを受けたクリスは、「あれ(手術過程)を撮影するのは、すごくいいアイデアだと思ったの」と語った。「病院に行ってああいう風に(入れ替え手術)したのは、もとのインプラントを152年とか入れっぱなしだったから...そう、本来の寿命よりずっと長い間」(書き違えではなく、彼女は実際152年と冗談で言っていた。もとの手術は1989年だったという。)

番組の撮影中には何も隠さないことで知られるクリスは、このメッセージを送ることは自分と同世代の女性にとって大事なことだった、と続けた。

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「よく言うでしょ、10年ごとに取り出して入れ替えなきゃいけないって。自虐で見せたのよ。この年になるとね、50以上でしょう、いつ(整形手術を)やめるの?って話になるけど、でもこれは健康のために大事なことだったから。世の女性に、健康上のリスクだから、使用期限をチェックするよう思い出させるのに。」

手術のあと、以前のDカップより小さめにしたサイズに満足したクリスは、いやがる子供たちに「ねえ見てよ私のオッパイ!」と迫っていた。(どんな形・サイズがいいかは、これも番組の中で、数々のヌード雑誌を見て決めた。)

彼女にとってこのエピソードは、世の女性に、自分達の体について出来るだけ沢山の情報を得るよう呼びかける機会だったそうだ。「(体の)内側で起こってることに注意を払ってね」と最後に付け加えたクリス。

...内側に注意を払うのはいいのだが、全部見せなくても目的は達成できたような気もする。

皮肉なことに、他のテレビ局が9・11の犠牲者に黙とうを捧げている時間帯にNBCはこのインタビューを流していたので、翌日、「どういう価値感なんだ」とさんざん非難をあびている。でもそれでクリスのインタビューも何度も流れているので、胸に入っている古いシリコンのことを思い出した人も増えたかも知れない。

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