【仏国ブログ】新婚旅行で日本に「清潔な電車や規律正しい人々」
フランス人のブログ「Kabuki Me」では、新婚旅行で日本を訪れた筆者が、日本の印象をつづっている。
フランスでは、結婚するカップルの家族や親戚、友人たちからはご祝儀ではなく、新生活で使えるものを贈ることがほとんどだ。しかし、筆者たちはこれらのプレゼントではなく、日本への新婚旅行を希望したというほど、日本に対しての思い入れが強かったと語る。
そして、日本には1週間ほどの滞在だったが、驚きと連続の発見だったと述べている。
筆者は、電車の車内と駅構内の様子の写真を掲載し、ごみやチューインガムが落ちておらず、落書きなどもなかったと記している。座席や車内は清潔で、危険な雰囲気もなく、女性の乗客が靴を脱いで車内でくつろいでいたほどだと紹介している。
これは、人口密度が高い東京だったことが、驚きの理由だったようだ。フランスでも人口が少ない田舎などは、公共施設も比較的清潔で危険な雰囲気がないこともある。しかし、パリよりもさらに人口が多い東京で、これほど環境が良いことが印象的だったと伝えている。
そして、以前から行きたいと思っていた渋谷では、映画作品にも登場したスクランブル交差点を見たと紹介。現代の日本文化に興味があるフランス人には印象的な交差点だが、さらに、信号待ちをしている人はとても多かったが、道路を走る車がほとんどなくても、道路を渡ろうとする人がおらず、規律の正しさがあったと説明している。
また、フランスのブランドの化粧品店では、飲食ができるカフェを併設していたりして、日本人がフランス文化やフランスの商品に好感を抱いている様子が見られたという。着物姿の女性はほとんどいなかったが、ガングロなど、日本ならではのスタイルを実際に目にすると、やはり個性的だったとつづっている。
このほかにも、日本での滞在は、自分の思い込みが覆えされるようなこともたくさん経験したと記している。フランスに帰国したばかりだが、またもう一度日本を訪れたくて仕方がないと述べ、日本にますます興味を抱いている様子がうかがえる。(編集担当:山下千名美・山口幸治)