2011年4月から始まった小学校5・6年生を対象とした英語必修化も、気がつけば1年が過ぎた。それに加え今年の4月からは、中学校でも教科書で取り扱う語彙(ごい)数やページ数、さらには授業時間も週3回から週4回へと増加した。結果、小学生での英語力養成は一層必要性を増し、同時に小学校以前から英語学習を強化しようというニーズも高まりつつある。

 そうした子ども向けの英語学習で、近年キーワードとなりつつあるのが「親子で学べる」である。なかでも英語学習の書籍では非常に多く使われているフレーズであり、「英会話」「英単語」「英語うた」などさまざまなテーマを「親子で学べる」書籍が書店に数多く並んでいる。

 本書もそうした書籍の一つ。「英語の絵本を親子で楽しむ」ことをコンセプトとしており、英語学習を12年間実戦してきた著者が、「英語の絵本を親子で楽しむ」メリットに加え、英語絵本の種類や選び方など実践する上でのポイント、おすすめする英語絵本50冊などを本書の中で紹介している。

 ここで注目したいのが、本書が他の「親子で学べる」書籍と決定的に異なる点。それは、英語を「教えない」ところ。英語の絵本を「ただ読み聞かせる」ことで、子どもが「自分の興味のおもむくままに」絵本と接し、楽しみ、そこからストレスフリーな英語とのつき合いが得られるようになり、結果英語力が養成されていくという。

 こうした「教えない」英語教育は、いわば留学や英会話など英語と接する「環境」に身を置くことと根本は同じて、これまで日本人が苦手としてきた「話す」「聞く」英語を体験的に学べる有効な手法といえる。ただ、子どもにとって留学は現実的ではなく、英会話も、費用面や送り迎えなどの手間も考えるとなかなか手を出せないのが実情である。その点においても本書は、家庭で英語と自然に接する「環境」がつくれることを提示していると言える。

 家庭でできて、より実践的に英語をストレスフリーで学べる「環境」がつくれる教材もある。Benesseが提供する小学生向けの英語教材『BE-GO(ビーゴ)』は、「お届けするのは英語教材というより英語環境です」というキャッチフレーズ通り、子どもが英語を自然な流れで「話す」「聞く」ことができる環境を、自宅のパソコンを中心に作り出し、子どもはその状況を楽しみながら、自主的に英語を学ぶことができる。
 
 必修化から1年たった今も、教育現場では「英語を教えられない教師がいる」「カリキュラムに対応しきれない」など問題は山積みのようだ。しかし、グローバル化の波は待ってくれない。そんな中で英語を身につけていかなければならない子どもたちのためにも、英語に接する「環境」を少しでも多く提供してあげることが、これからの親の役目となってきそうである。

≪関連リンク≫
ベネッセの小学生向け英語学習プログラム BE-GO(ビーゴ)
http://www.benesse.co.jp/be-go/index.html




『親子で楽しめる 絵本で英語をはじめる本』
 著者:木村 千穂
 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
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