バルセロナが、マラガのユースチームに所属する13歳の少年の獲得に動き出しているようだ。スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 少年の名は、ブラヒム・アブデルカデル・ディアス君。同年代の頃のリオネル・メッシと比較されるほどの、将来を嘱望される逸材だ。

 同紙によると、バルサは昨年の6月にも獲得を狙っていたようだが、5万ユーロ(当時のレートで約580万円)にアドオンを加えた条件を提示したバルサに対し、マラガは10万ユーロ(当時のレートで約1160万円)を要求して決裂。しかし、バルサは1年以上にわたりディアス君の動向を見守っており、近日中に前バルサ監督の弟であるペレ・グアルディオラ氏がマラガに出向いて交渉成立を目指すことになるようだ。

 また、すでにディアス君本人と家族はバルサでのプレーを決心しており、クラブ間で合意に達しない場合でも、バルサが強引に契約にこぎつける可能性が高いことを伝えている。

 13歳だったメッシを入団させ、世界最高の“クラック”(名手)に育て上げたバルサだが、第2のメッシを大成させることはできるのだろうか。