ベニテス氏はリヴァプールに不満「後任監督として話がなかったのはおかしい」

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 インテルやバレンシアなどで指揮を執ったラファエル・ベニテス氏は、過去に自身が指揮したリヴァプールへの復帰を希望していたようだ。アイルランド紙『Irish Independent』のインタビューに応えている。

 ベニテス氏は、昨シーズン終了後にリヴァプールの監督を解任されたケニー・ダルグリッシュ氏の後任として、指揮を執ることを希望していたようで、「私にアプローチがなかったのは、おかしなことだったよ。クラブや選手、下部組織をよく知っているし、今は更なる経験も積んだ。ファンもポジティブに思ってくれていたしね。私が指揮していた頃は、多くの重要な試合を戦ってきた。人々は昔話として話をしていたが、リヴァプールがヨーロッパのナンバーワンになったのは、ほんの数年前の話だ」とコメントしている。

 ベニテス氏は、2001年7月にバレンシアの監督に就任すると、チームを2度のリーグ優勝とUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)制覇に導く。2004−2005シーズンからリヴァプールに活躍の場を移すと、就任初年度にチャンピオンズリーグを制し、その後もFAカップ優勝など一定の成績を収めた。しかし2010年6月から指揮したインテルでは思うような結果を残せず、わずか半年で解任。それ以降、監督業はしていない。