フランス映画史上歴代2位を飾るまでの大・大ヒット作!
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9月1日(土)から公開になった『最強のふたり』が大ヒットしている。初日、翌日の合計2日間で計497回の上映中220回満席という近年稀にみる超高稼働でのスタート。
既に、ヨーロッパでは公開され大ヒットしたのだが、とりわけスゴいのが本国フランス。昨年の興行収入No.1、述べ1921万人、つまりフランス人の3人に1人が見たことに(!)。更に、フランス映画史上歴代2位を飾るまでの大・大ヒット作となり、既にハリウッドでのリメイクも決定しているという。

それでは一体どんなストーリーなのか?

ストーリー


パリの高級住宅街で暮らす大富豪の白人、フィリップは、ある事故により首から下が麻痺して動かない。ある日、彼の介護人を募集したところ、全く働く気のなかった黒人青年ドリスとやって来て、ひょんな事から彼を採用することに。スラム街に住んでいたドリスとフィリップは服装、性格、趣味など何もかもが正反対。最初はぎこちない2人だったが、様々な出来事を経て、ふたりの関係はいつしか強い絆で結ばれてゆく。しかし、そんな彼らにはおもいがけない未来が待っていた。

実話をベースに、極上のエンターティメントへ


まずは何と言っても、本作が実話をベースにしていること。

その上で、黒人青年ドリスの大胆で豪快でユーモラスな行動と、冷静沈着なフィリップとのやり取りを見ていると、微笑ましくもありながら何度も大笑いしてしまう。

例えば、ドリスが秘書の女性のお尻に気を取られて、車いすで全く動けないフィリップの頬や目に食べ物を運んでしまったり、まるでコントのようなシーンがいっぱいだ。

といっても、単に面白いだけじゃない。そんな2人の(思わず笑ってしまう)日常を積み重ねながら、着実に彼らは絆を育んでいく。

そして、お互いが唯一無二の存在になっていくのだ。その過程を、スラム街の現実と大豪邸とを対比させながら、緊張感あり、笑いあり、涙ぽろり、心ホロリ……と様々なシーンで綴られていき、エンディングまで目が離せない。

主演を演じたフランソワ・クリュゼとオマール・シー


大富豪フィリップを演じているのは、セザール賞受賞などフランスでは有名な実力派俳優、フランソワ・クリュゼ。黒人青年ドリスには、コメディアンのオマール・シー。本作に惚れ込んだ2人の演技は各界から絶賛の声が寄せられている。特に、オマール・シーは、フランスのアカデミー賞にあたるセザール最優秀男優賞を、カンヌとアカデミーを征した『アーティスト』のジャン・デュジャルダンを押さえ獲得。フランスでは好きな有名人ランキングも圏外から一気に3位へと躍り出るほどの人気者となった。

本作を手がけたのは、これで長編4作目となるエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督。決して世界的に有名……ではなかったが、本作で一気に名前を知られることに。

さいごに


大作揃いだった夏休み映画からちょっと離れて、いっぱい笑いながらも人生や友情など、生きていく上で大切なことと向き合いたい、なんて方にはピッタリの映画。男同士の友情の物語でもあるので、男性を誘っても喜んでもらえそう。見終わった後に、色んなシーンについて語り合いたくなります。
(mic)

■ 最強のふたり
監督:エリック・トレダノ+オリヴィエ・ナカッシュ
主演:フランソワ・クリュゼ,オマール・シー

9月1日(土) TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、新宿武蔵野館他 全国順次公開
配給:ギャガ