6日に行われた日本代表対UAE戦は、1─0の辛勝だった。先日のベネズエラ戦に続き、内容の芳しくない凡戦だ。日本代表は今、停滞している。

 UAE戦は、イラク戦に出場できない内田篤人と今野泰幸の代わりを試す機会として、また足首痛で長友佑都が欠場したこともあり、いつもと違う守備陣で臨んだ。試合内容を見れば、「代役探し」という監督のミッションは失敗だったね。連係面で不安は拭えず、UAEに崩されるシーンも多かった。
 
 これは選手個々の問題ではない。ザッケローニ監督によるメンバー固定化の弊害と言っていいだろう。主力の出場停止という、いつでも起こりえる事態に対して、たったそれだけのことでチグハグになるほど、このチームは脆いということだ。

 それは守備陣の問題だけに留まらない。UAE戦では長谷部誠と遠藤保仁のコンディションが良くなかったが、2年後を見据えた時の、彼らのポジションをどう考えているのか。現状は無策だろう。

 左サイドで結果を出せない香川真司を、頑なにあの場所に置いたままにすることにも疑問が残る。どうせ停滞する試合であれば、本田をボランチに下げて、香川をトップ下に置いてみるのを試してもいいんじゃないか。あのファーガソン監督でさえ、真ん中に配置しているのに、彼と違うことをしたいのかね。まったく理解できないよ。香川を生かせないのは、現在の日本代表にとって致命的であり、イコール監督としての力量が試される部分だとも思うね。

 ここへきて、懸念されてきた問題が一気に噴出しているように感じる。ところが決してレベルの高くない相手と戦っていることで、勝利という結果だけは出て、問題点がうやむやにされる。何度繰り返されていたパターンだろうか。これは追求しないメディアやファンの責任でもある。

 というわけで、僕は11日のイラク戦に、負けるのもありだと思っている。停滞感を吹き飛ばすには、それくらいのことがなければいけないのかもしれない。負ければメディアも動く。ファンの目も覚めるだろう。こんなことを言わなければならないのは悲しいが、それもこれも2014年のためだ。