天皇杯の2回戦が終わりました。 
Jリーグのチームは2回戦から出場していますが、天皇杯の醍醐味のひとつは何と言っても、ジャイアントキリングです。 
 
ここでは”ジャイアントキリング”をJ1・J2のクラブをJFL以下のクラブが倒すことと定義しますけど、この定義によると2回戦でジャイアントキリングを達成したのは、次の6クラブです。 
 
長野バルセイロ 1(5PK3)1 コンサドーレ札幌 
佐川滋賀 2-1 ヴィッセル神戸 
FC今治 2-1 サンフレッチェ広島 
福島ユナイテッド 0(4PK3)0 ヴァンフォーレ甲府 
横河武蔵野 1-0 FC東京 
カマタマーレ讃岐 1-0 サガン鳥栖 
 
このうち、FC今治と福島ユナイテッドが地域リーグで、その他はJFLのクラブです。 
JFLとJ2ならばカテゴリーが1ランクしか違わないから差も少ないかも?とも思いましたけど、上の対戦って全てカテゴリーが2つ以上違いますね。カテゴリーが2つも違うとかなり差があると思いますが、それが簡単にいかないのがサッカーの面白さでもあります。 
 
札幌は、J1でボロボロの成績で苦しんでいるのでそういうこともあるかなと思いますが、他のチームは11位(神戸)、2位(広島)、9位(FC東京)、5位(鳥栖)です。そして、甲府はJ2首位です。リーグ戦の成績とは関係ない難しさがあるんですね。 
 
特に、広島はリーグ戦で2位につけていて、しかもFC今治は地域リーグのクラブですからカテゴリー3つ違うんですね。FC今治から見ると大金星の快挙です。カテゴリーが3つも違うと流石に圧倒的かと思いましたが・・・あ”・・・なんでもありません(汗 
 
また、FC東京も負けましたけど、FC東京はディフェンディングチャンピオンなんですね。いやあ、本当に天皇杯は面白い。自分が応援しているチームが負けなければですが。 
 
で、Jリーグのクラブが2回戦で早くも6つも消えたのですが、見てる方は面白いけど、Jリーグにとってはピンチなのでは?確かに、近年はJリーグ経験者も多数JFLや地域リーグに所属するようになってきて、レベルも上がってきていると思います。さらに格下相手でも引いて守られると得点は難しくなります。とは言え、プロが2ランク以上下のクラブに負けるのはねえ・・・ 
でも、見方を変えると、JFL以下のクラブにも上のカテゴリーを狙えるという事が現実味を帯びるということでもあるんで、日本全体のサッカー界の活性化に結びつくかもしれません。 
 
ところで、ジャイアントキリングをやられてしまったJリーグのクラブですが、リーグ戦に影響は出るものでしょうか?浦和の場合は、監督の契約延長の有無に少なからず影響したような気がします。確証はないですが。少なくとも凹みますよね。僕がは危うく携帯を壊すところでした。そして、3つも下のカテゴリーに敗れた広島は、リーグ戦の首位争いに影響するんでしょうか?ちょっと興味深いですね。 
 
 
あ、ちなみに、広島に勝利したFC今治ですが、エンブレムがかわいいと話題になっています。どうやら、今治市のユルキャラの「バリィさん」がベースになっているようですね。