注目を集めることに対し、常に消極的だったクリステン・スチュワート。出演作『イントゥ・ザ・ワイルド』の監督、ショーン・ペンはそんな彼女を、「クリステンは人気コンテストでの振る舞い方がわからないんだ」と擁護していたが、当のクリステンは「真実を最悪なことに変えてしまう奴らなんか、気にもしてないわよ」と強気の発言をしていた。

だがここ最近のクリステンは、彼女を中傷する人々(=「クリステンはトランパイア」と書かれたTシャツを買うような人や一連の不倫スキャンダルを非難する人たち)に対して必ずしも優位な立場にあるとはいえない。彼女は表紙を飾ったUK版『VOGUE』10月号とのインタビューで、自身の別の面を見せている。

「世の中の人たちは、私が大金を稼いでいるから、(批判などは)やりすごせばいいと思っている。だけど私は、うまく立ち回れるほうじゃないの。特定の人たちの前で不器用になってしまうことだってあるわ」と、クリステン。有名人とはいえ、あらゆる中傷をものともしない境地には達していないと告白した。

また、かつてはコンバースのスニーカーを履き、ラフな格好を好んでいたクリステンも、ハイファッションへの興味が出てきたもよう。元(?)恋人のロバート・パティンソンは「ありえない」と言っていたが、今年2月には一番前の席でバレンシアガのファッションショーを鑑賞しているし、『ヴァニティ・フェア』誌7月号ではオートクチュールに身を包んでいる。そして今回の『VOGUE』誌の表紙では、グッチの2012年秋コレクションのドレスを着ては、黒のブラジャーをわずかにのぞかせている。


木曜日にはトロント国際映画祭に出席し、騒動後初の公の場を経験したクリステン。新作『オン・ザ・ロード/On The Road』をはじめ、『トワイライト』最終章のPRも本格化してくることだろう。