複数を案内する時間が無駄になっては困るからです。

ある業者の社長は、「社員には、お客さん一人につき、案内は最大3件までとするように」と教育しているそうですが、自社利益ばかりを優先した考え方です。

お客さんにすれば、部屋を決めるのはとても高額な買い物で、生活や人生がかかっているわけですから、お客さんが納得するまで情報を提供し、質問に答え、付き合うのが不動産業の責務の一つです。

また、「案内時に、その物件の短所があれば先に説明してくれる、あるいは内見時にお客さんからマイナス面の指摘があった場合、それに対して誠実に答えられるかどうか」もポイントです。

案内物件を頭からほめていいことばかりを連呼する、またデメリットを知っていても隠す営業担当者が多いと聞きます。

成約を急ぐばかりに、そういうことになりがちです。

営業トークだけを信じずに、「その業者がいったい自分に何をしてくれるのか。

どれだけ時間を使ってくれるのか」がポイントでしょう。

――ありがとうございました。

やはり、不動産会社として、誠実にお客さんと向き合っているかどうかが鍵となるようです。

問い合わせや案内時には、その方針がにじみ出て来るのではないでしょうか。

自分のために時間を使い、真の情報を提供してくれる誠実な不動産屋に会いたいものです。

(藤井空/ユンブル)【アンケート概要】調査対象:マイナビニュース会員調査時期:2012年7月21日〜2012年7月23日有効回答:500調査手法:インターネットログイン式アンケート(文・エフスタイル)

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