マクラーレン ホンダ MP4/4」を大人買い!



「週刊 NISSAN R35 GT-R」の組み立てにすっかりハマってしまったボクですが、9月上旬にディアゴスティーニから「MP4/4」のパートワークマガジンが創刊されると聞いて、いてもたってもいられなくなり、とあるところから取り寄せちゃいました。



※ちなみにこちらは「お盆中」に大人買いして一気に組み立てた【 週刊 NISSAN GT-R】。
詳しい記事はコチラ…「週刊 NISSAN R35 GT-R」を大人買いしてみた!



「週刊 NISSAN R35 GT-R」も「マクラーレン ホンダ MP4/4」もモデルカーとしては珍しい1/8スケール。スポーツカーとフォーミュラーカーの違いはありますが、パートワークマガジン「MP4/4」を組み立てながら、クルマ好きの視点で「週刊 NISSAN R35 GT-R」との○と×を比べてみたいと思います。


 


<慣れてない人は難しいかも…ボンドで接着!?>



こちらが創刊号に入っていたフロントノーズコーンとウイング、そしてヘッドカバーです(カッターとマスキングテープは自前)。この「MP4/4」ですが、組み立てには接着剤での固定が多いんですね。一方「週刊 NISSAN R35 GT-R」は、ほとんどがダイキャスト部品でしたので組み立てはビスとドライバー。きちんと説明書を読んでいれば作業ミスでモデルが台無し、なんてことはありません。逆に接着剤での組み立ては慣れてないと仕上げが難しいんですよね。そもそもプラスチック用の接着剤の原理って、貼り付け面の素材を溶解して再固着させる方法。だから接着剤がはみ出しちゃうとだらしなく痕が残っちゃうし、指についたままパーツ触って痕がついて取れなくなっちゃうなんていうハプニングも起きがちなんですよね。ある程度プラモデルを作るスキルがないとキレイに作るのは難しいかもしれません。



もうひとつ手間なのはやすりがけ。すべて塗装済みなので、写真のように塗装をはがしてから接着しなければいけないということ。接着面は紙ヤスリかカッターで下処理をしてから貼り合わせるので、結構な手間なんですよね。



接着した後はずれないようにマスキングテープでキッチリ固定します。約1時間ほどおいてから次の作業に入ります。せっかちさんにはあまり向いてないかも。説明文にはキレイに作るコツが懇切丁寧に書いてあるので、プラモデル作りの経験がない人は一通り読んでから組み立てに入った方がいいかもしれません。作業途中でツールの用意が無い、なんてことにもならないように!


さあ、「MP4/4」と「週刊 NISSAN R35 GT-R」のディテールを見てみましょう。


<タイヤを比べてみた>



左側が「MP4/4」です。「週刊 NISSAN GT-R」の方が素材の固さといい質感といいリアルなですね。「MP4/4」は、やぼったいテカリが出ていて格好悪いと思ったのですが、あとでサンドペーパーで表面処理する行程があるとか…。


では重さを量ってみましょう。


     


F1のホイールはマグネシウム合金なので実物でも超軽量ですが、モデルカーとしてとらえると、やはり「重さ=高級感」に軍配が上がりそうです。


<パーツの質感を比べてみた>



こちらも左は「MP4/4」のリアウイングとノーズコーン。右は「週刊 NISSAN GT-R」のアンダーカバーです。両方とも実物はカーボン 素材なのですが、右のGT-Rの方が繊維の目がちゃんと出ていて、よりリアルに近い質感ですね。


<ブレーキ回りを比べてみた>



こちらのブレーキ回りは「MP4/4」の方が精密に再現されていますね。「週刊 NISSAN GT-R」の方はキャリパーがダイキャスト製なので細かい造形には向いていないのかも知れません。「MP4/4」はパッドも再現されていましたし、ハブ回りも色合い含めリアルでした。


<ユーザビリティを比べてみた>



こちらは付属のドライバー。上が「週刊 NISSAN GT-R」下が「MP4/4」です。画像ではわからないのですが、「週刊 NISSAN GT-R」の方はドライバーが磁性していて、狭いところへのビス止めもとても楽なんです。長さも十分にありますし頭部の丸いところが軸になって「回す」作業も楽チンです。一方「MP4/4」はもっと細かいビスなのに磁石になっていないので作業が大変。また、精密ドライバーの頭部分って普通はクルクル回るように出来ていて、そこを人差し指で押さえながら作業をするはずなのですが「MP4/4」のは固定されているので使い勝手があまり良くないです。


どちらにしろ「MP4/4」は、「週刊 NISSAN GT-R」のように付属の工具だけで組み立てられる手軽さとは違って中級者以上向けのモデルカーなのかもしれませんね。



こちらがVol.1からVol.15まで一気に組み上げたパーツです。この他にも、もう少し進んでから使用するストックパーツがあります。各部品の精度やディテールの再現度はバツグンですね。



ちなみにこちらはVol.33まで組み立てた「週刊 NISSAN GT-R」。ダイキャストのシャーシの重量を量ってみたら単体で2.5kgありました!1/8というスケールを最大限に活用した迫力のあるモデルカーが出来上がりそうです。


<まとめ>


端的に言うと、「マクラーレン ホンダ MP4/4」は豪華なプラモデル。動画やグラビアで見た、あの思い出のマシンをもう一度自分の手で具現化するいわば「視覚」に基づいたモデルカーですね。一方「週刊 NISSAN R35 GT-R」は1/8のいわばキットカー。走るわけではないのですが、本来のクルマが持つ重量感やムービングパーツの仕組みなどが手に取るようにわかる「触感的」なモデルカーというイメージ。なんせ出来上がりが重さ10kg以上、全長58.3cmという超巨大なモデルカーなんですから!


「クルマが好き」、「機械の構造に興味がある」なんていう方は「週刊 NISSAN R35 GT-R」が断然オススメっていうのが両方見比べたボクの感想でしょうか。リアルなクルマに想いを馳せながら秋の夜長にコツコツ組み立てるなんて、大人のイイ趣味じゃないですか!



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発行:イーグルモス・リミテッド/発売:株式会社ハーレクイン



ディアゴスティーニ 「週刊 マクラーレンホンダ MP4/4」


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