(株)LIXILは、LIXIL 出版より、1843年(江戸末期)に創業した(株)川島織物セルコンの伝統と技術、さらにものづくりの精神を紹介していく書籍「建築を彩るテキスタイル−川島織物の美と技−」を9月1日(土)に発刊した。
同書では、織物の用途を一気に拡大した川島織物二代目の川島甚兵衞の功績と、現在まで連綿と続く「ものづくり」の現場を図版豊富に紹介しながら、染織品に秘められた美と技を再考する。最大の見どころとして、写真界の巨匠、十文字美信氏をカメラマンに迎え、新たな撮りおろしの図版で展開する。また、二代川島甚兵衞が研究のため国内外で蒐集した裂地や装束などの貴重な資料や、伊藤若冲による原画「動植綵絵」より15面を選び綴織で壁面装飾した幻の室内空間を展開図や古写真などで詳細にひもときながら、国内の技術と海外の趣向とを取り入れた日本式室内装飾の集大成を伝える。
A4判変型(天地205mm×左右210mm)、80ページ(カラー56 ページ)。定価は1890円(税込)。

なおLIXILでは、9月6日(木)〜11月24日(土)まで、企画展「建築を彩るテキスタイル展−川島織物の美と技」をLIXIL ギャラリー(東京会場)にて開催中である。主な展示物は、国内初の企業博物館「織物参考館」のほぼ実物大のレプリカと模型、パリ万博(1900年)に出品した「群犬」試織(最高栄誉賞受賞)、オランダ・ハーグ平和宮殿(1913年竣工)の大壁面を飾る綴織意匠として、菊池芳文直筆の草稿画と山田耕雲が模写した「晩春初夏百花百鳥」屏風など。