東京・杉並区のリトル沖縄

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東京近郊の沖縄タウンというと神奈川県の鶴見が有名ですが、都内にも沖縄タウンがあります。場所は杉並区。京王線代田橋駅から歩いて約5分。甲州街道を渡ったところにある和泉明店街に沖縄タウンがあります。

シーサーの飾られた門をくぐり和泉明店街に入ると、見た感じではどこにでもある住宅街の中の普通の商店街。しかし、最初に現れた酒屋を見ると、屋根の部分は赤レンガ作りで店先には多数の泡盛が並べられていかにも沖縄な雰囲気です。

更に進み商店街の中までくると、沖縄そばの店や沖縄物産を扱う店も出てきます。日用品や金物などを扱う町の雑貨屋の店頭には琉球グラスやシーサーの置物も売られ、三線ライブの案内看板が立つなど、杉並区の住宅街なのに急に沖縄度が上がります。

そして、入り口にシーサーが飾られた「大都市場」へ入ると、沖縄度は最高に。沖縄の市場を思わせる雑然とした狭い道の奥には三線のお店や沖縄料理の店が並びます。ぶら下がる提灯にはオリオンビールやルートビアの文字が。ここで飲めばまるで沖縄の街で飲んでいるような気分。正にリトル沖縄です。

杉並区は有名な沖縄の学者が住んでいたり、沖縄料理の店が都内でも一番多いなど沖縄に縁があるのだとか。商店街では約7年前に商店街活性化のテーマを「沖縄」と決め、沖縄タウンをオープンしたそうです。今後も更なる発展を期待したいところです。近くにフラッと行ける沖縄があるといいですね。


沖縄タウン 和泉明店街