サッカー日本代表の躍進に見る
決して侮れない「評判」の効用

 筆者は30年来のサッカーファンである。

 小学校の頃、まだ実業団の時代のフジタ対三菱の試合を見に行ったり、当時まだ選手だった釜本邦茂氏のサッカー教室に夢心地で参加したりしていた。Jリーグ発足当時は、観られる試合は欠かさず全試合観ていたし、試験があろうが仕事があろうが、テレビのワールドカップ中継には昼夜を問わずかじりついていた口である。

 そんな私のようなおじさんサッカー好きにとっては、最近の日本選手の活躍ぶりは、にわかには信じがたいくらい眩しく映る。

 マンチェスター・ユナイテッドに所属する香川真司選手は、世界最高峰リーグと呼ばれる英国プレミアリーグで、上々の滑り出しを見せた。彼はセレッソ大阪(Jリーグ)→ドルトムント(ドイツ・ブンデスリーガ)、マンチェスター・ユナイテッド(英国プレミアリーグ)と順調にステップアップし、その才能にさらに磨きをかけている。

 同じく世界最高峰リーグの1つ、イタリアセリエAの名門インテルに所属する長友祐都選手も、明治大学→FC東京(Jリーグ)→ACチェゼーナ(イタリア・セリエA)→インテル(イタリア・セリエA)とステップアップした1人だ。

 それ以外にも、名古屋グランパスエイトからオランダVVVフェンロを経てプレミアのサウスハンプトンに移籍した吉田麻也選手など、多くの選手が「ステップアップ」している。

 世界的に注目を浴びるプロスポーツの世界では、このようなことは珍しくないが、日本人がこのステップアップ・プロセスに当たり前のように乗る時代が来ていることは、筆者は注目に値すると思っている。

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