クロエ・グレース・モレッツ主演のホラー映画『キャリー』のリメイク版から、クロエとキャリーの母親を演じるジュリアン・ムーアの写真が公開された。



1枚目は、ブライアン・デ・パルマ監督による1976年のオリジナル版でも鮮烈な印象を残した、キャリー(モレッツ)が高校のプロムで血まみれになる姿(キャリーは劇中で、いじめっ子たちから豚の血をかけられてしまう)。

そしてもう1枚は、狂信的なキリスト教信者で、娘キャリーを罵倒する母親マーガレット・ホワイト(ムーア)の写真だ。



映画の象徴的なシーンについて、クロエは「撮影するチャンスは4回しかなかったの。だってあれ(クロエが浴びる血のり?)は髪の毛を染めてしまうんだもの」と、<Entertainment Weekly>に告白している。

一方、ジュリアンは自身のキャラクターについて次のようにコメント。「母親は明らかに精神障害を抱えているわ。おそらく複数の障害をね。だけど私が悲しいと思ったのは、マーガレットは間違いなく病気で、そんな母親の奴隷となる娘もいるってことよ。それに加えて、2人には母と娘としての関係がある。だから私たちは、その関係をできるだけ意味のあるものにしたかったの。たとえそれが恐ろしく、破滅的だったとしてもね」。

オリジナル版ではシシー・スペイセクが内向的な高校生キャリーを、パイパー・ローリーが母親マーガレットを好演。受賞は逃したものの、アカデミー賞主演女優賞(スペイセク)と助演女優賞(ローリー)にノミネートされた。リメイク版では早くも、共演者のジュディ・グリアがクロエの演技を絶賛している。

リメイク版『キャリー』の全米公開は2013年3月15日、日本公開は同年5月の予定なので楽しみにしよう!