竹島の領有権を巡る日韓の緊張が高まる中、26日、韓国の地方議会に対馬の領有権を主張する決議案が出され、注目を集めている。

韓国のソウル新聞によれば、意見を提出したのは、韓国側が領有権を主張している独島(竹島の韓国名)の所属行政区域である慶尚北道のジョン・チャンゴル道議員だ。同議員は、11名の同僚議員の同意を得て「日本の独島領有権侵奪野欲粉砕及び対馬島実地回復のための促求決議案」を議会に提出したと報じられている。

決議案の中でジョン議員は「地政学的に釜山から対馬までは49.5kmで、日本本土からの距離147.5kmより近い」「三国志魏史倭人伝、対州編年略、13世紀日本書籍の塵袋、中国の古地図などは対馬が完璧な我が領土であることを立証している」と強調した。

他にもジョン議員は対馬住民の血統調査結果、韓国血統と染色体が一致」「日本は1862年、欧米列強に対し対馬は朝鮮領だと主張した」「初代李承晩大統領と国会が対馬の返還を要求した」などの理由を根拠として挙げた。

さらに、ジョン議員は慶尚北道議会の臨時会で決議案が通れば、韓国国会や政府宛にも提出する方針であるという。

同記事のコメント欄には「愛国運動する姿、いいですね」「対馬を国際裁判所に提訴しよう」と、ジョン議員を支持する意見が多くみられた一方、「この主張が成立するなら我々は高句麗時代の領土を中国に要求できるし、モンゴルは全世界に土地の返還を要求できます。今、対馬が韓国領になってもそこの人々は…」「独島に対する日本の行動を真似するようでズルい」など、批判的な意見も目立っている。

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“対馬は韓国の領土”慶北道議会が進める理由は?(ソウル新聞<韓国語>)