先週火曜日にニューヨークのブライアント公園近くにいたならばで、超有名人の2人を見かけた人がいるかもしれない。

「そのうちの1人は僕だよ」
レオナルド・ディカプリオとジョナ・ヒルがマーティン・スコセッシ監督の新作映画『ザ・ウルフ・オブ・ウォールストリート/The Wolf of Wall Street』の役作りの下準備として、公園近くにあるバンクオブアメリカ・メリルリンチ(総合金融サービス会社)のオフィスを訪れていたことが明らかになった。

この映画は実在するニューヨークの株式仲買人で、ドラッグ中毒者でもあり、詐欺やマネーロンダリングの罪で2年間を刑務所で過ごしたジョーダン・ベルフォートによる同名の回顧録(邦題:ウォール街狂乱日記−「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生)をもとにした作品になるそうだ。

銀行関係者の話では、レオが午前中に投資銀行で働く会社員について回り、ジョナはデリバティブ(金融派生商品)関係の社員と一緒に過ごしたという。2人が今回の下調べをしたことで、映画の撮影は間もなくスタートするかもしれない(現にレオがジョーダンに扮した写真が公開されている)。

『ザ・ウルフ・オブ・ウォールストリート』は当初、リドリー・スコットが監督を務めるのではないかと噂されていたが、2011年2月にマーティン・スコセッシがメガホンを取ることが発表されていた。レオとスコセッシ監督が組むのは今回で5作目となり、映画『アイアンマン』シリーズの監督兼俳優、ジョン・ファヴローの出演も予定されている。

最初の映画体験について語るスコセッシ監督