ハリウッド映画の吹き替えに挑む栗山千明

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 26日、シルヴェスター・スタローン主演のアクション大作『エクスペンダブルズ2』で、女優の栗山千明がハリウッド映画声優初挑戦していることが分かった。

 クエンティン・タランティーノ監督作品『キル・ビル』でハリウッドデビューを果たした栗山だが、ハリウッド映画の日本語吹替えを担当するのは初めて。栗山が担当するのはスタローン演じるバーニーの仲間で暗号解読のプロにして、銃撃、格闘技、操縦などすべてに長けた元陸軍女ソルジャーで、この日クールに熱演。アフレコを終えると「実写に声を当てる作業は初めてだったので難しかったです。日本人ではなかなかしない会話の感覚や言い慣れない言葉もけっこうありましたので、どういう言い方をしようかと相談しながら進めました」と振り返った。

 派手な銃撃戦やアクション満載の本作だが自身は「静かにいたいタイプ」と話し、もし3作目でオファーが来ても「残念なことに英語がしゃべれないので、ちょい役で声がかかったら光栄です。なるべく争いごとに巻き込まれない役がいいです」と謙虚(けんきょ)にアピール。

 また本作の出演メンバーで栗山の好みのタイプはブルース・ウィリスといい、「わたしの好きな映画によく出演されていて、刀さばきとかもかっこいいイメージがあるので。和風なものにも興味をもってやってくださってるのが日本人としてうれしい」と話した。

 本作はシルヴェスター・スタローンを筆頭に、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレンらアクション・スターが一堂に会した超大作の続編。今回はさらにチャック・ノリス、ジャン=クロード・ヴァン・ダムも加わり、傭兵(ようへい)部隊エクスペンダブルズが、旧ソ連軍の埋蔵プルトニウムをめぐる壮絶な戦いに身を投じる姿を描く。(取材・文:中村好伸)

映画『エクスペンダブルズ2』は10月20日より全国公開